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湘南vs山形 試合後の選手コメント

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[3.6 J1第1節 湘南1-1山形 平塚]

 J1・J2ともに第1節が各地で行われ、神奈川・平塚競技場では11年ぶりにJ1復帰を果たした湘南ベルマーレモンテディオ山形が激突した。ホーム戦で勢いに乗った湘南が前半19分にDFジャーンのゴールで先制したが、同40分にオウンゴール・・・。後半、ともに見せ場は作ったが追加点は奪えず、1-1の引き分けに終わった。

以下、試合後のコメント

<湘南>
●DFジャーン
―先制点を奪った。
「チームが協力し合ってサッカーをしたから、自分のゴールが生まれた。でも、勝てなくて残念」

―久しぶりのJ1でした。
「クラブとして長年目指していた舞台で、自分としても久々のJ1で、この日を迎えるまでワクワクしていたよ。左腕にキャプテンマークを巻くと責任感がより増すし、初戦のキャプテンに指名してもらってうれしかった。湘南は闘う気持ちの強い選手が集っているチームなので、もっとレベルアップしていきたい」

●GK野澤洋輔
―不運な失点でした。
「事故のようなもの。(古橋の)クロスがテラ(寺川)に当たって、自分はゴールに戻りながらで、かき出すのに必死だった。豊(田原)の足に当たったけど、あれも、豊がカバーにきていたから。山形のFWに詰められて当たって入るのと、豊のカバーで入るのとは違う。前向きな失点です」

―ロスタイムに古橋のヘディングが襲ってきた。
「ちょっと焦りましたね。入らなくてよかった」

―次は横浜FM。
「中村俊輔がでるかも? カメラが何十台も来るんでしょうね。シュートを止めても決められてもテレビに映るから、どっちにしろ、カッコよく映るようにします。シュートを止めたら、反感を買いそうだな。。。シュートを打たないでほしいですね」

●MF坂本紘司
―待ちに待ったJ1。
「この舞台でずっとやりたいと思いましたね。緊張? そんなにないですよ。きょうは開幕戦ですからね。J1とかJ2とか関係なく、こんなものかなと思っていた。あまり意識しなかった」

―試合内容は?
「やろうとしたことは少しはできた。チャンスがあったので、勝ち点3獲りたかった」

●DF村松大輔
「相手にクロスを入れられたが、最後のところで守れた。最後(ロスタイムの古橋のヘディングが)入らなくてよかったです」

―J1で感じたことは?
「動き出しの速さ。クロスに入ってくる動きをつかむのが難しかった。これがJ1かと。きょうは勝ち試合を取りこぼしましたね。これから1戦1戦を大事に戦いたい」

反町康治監督
「これだけ人(報道陣)が集まると、軽はずみな発言はできないですね(笑)。ゲームとしては、勝ちたかったゲームを引き分けたというのは間違いない。まあ、我々としては久々のJ1で、勝ち点1を取れた。次につながるゲームだったことは間違いない。もうひとつの要素としては、笛を吹かれたときに、どっちのボールなんだろうという場面がたくさんあり胃が痛くなりそうでした」

―ロスタイム、古橋のヘディングはどう見ていた?
「やられたと思いましたよ。山形は去年の傾向を見ても横からのボールで50%の点を取ってるチーム。週中で横からのボールのディフェンスをやったが、やはり入り方がうまい」

―90分間の満足度は?
「勝点3を取れるゲームではあったので悔いは残りますが、今日のゲームをやって、体で感じたところが選手にはあると思う。手ごたえや課題などあると思うので、次の試合に活かしてもらいたい。ゲームの中でも思ったより自分たちが主導して、流れを掴むことができた。その意味では私にとっても手ごたえを感じる1 日だった」

―監督にとっても久々のJ1。
「僕は感慨深いものはないが、たくさんのメディアの方々を見てやはりJ1だなとは感じた。とくに感慨深いものはございません」

―このままのサッカーでいいという手応えは得たか?
「このまま続けてやっていけば勝点1で終わる試合が増えてしまうのでよくないと思いますね。より精度を上げたりお互いの連携をなるべくシンクロできるように、トレーニングからやっていきたいと感じています。しっかり整理して週明けに話をして、中村俊輔の凱旋ゲームに備えたいと思います」

―次戦の横浜FM戦に向けて。
「我々は勝つための準備をするだけであって、中村選手のためにお膳立てをするつもりはありません。たくさんのひとが集まってくれるなかで、湘南やるじゃねえかと思わせる、湘南らしいサッカーをしたいと思っています」

<山形>
●FW田代有三
―山形での初戦。振り返ると?
「もう少し出たかった。出来はあまりよくなかった。まだ形になっていない。やることがはっきりしていない面がある。もう少しスペースで受けたりしたかったけど(雨でピッチが)スリッピーで、タイミングが難しかった」

―長谷川とのコンビは?
「2人の距離が離れないように意識した。それはできたけど、2人で崩したり、もう少し縦の関係になって、1人がスペースに走って、もう1人が中に入って、というのを意識してやらないといけない。もっとコミュニケーションをとってやりたい」

●MF古橋達弥
―試合内容は? 最後、惜しいヘディングもあった。
「最初は相手のプレスも速くて、うまくいかなかった。徐々に自分たちの形ができてきたかな。ピンチもチャンスもありましたが、自分の最後のヘディングシュートが決まれば勝てた。攻撃陣が点をとれば勝てると思うので、この先もしっかりと続けていきたい」

●FW長谷川悠
「前半、うまく試合に入れず、起点に入ることができなかった。後半、攻めることができた。ボールを受けることが多くなった。ただ、最後のところで、点を取ることが足りなかった。なぜ良くなかった? 相手のプレスにはまって、ボールを収められなかった」

―田代選手とのコンビは?
「やりにくいとかはないですよ。まだコンビを組んで1、2週間。これからどんどん良くなってくると思う」

●MF伊東俊
―開幕戦でデビュー。緊張は?
「緊張した? 1分だったんで、緊張もできませんでした(笑)。攻撃の選手なんで、チャンスはあるかなと準備していた。出られてよかったです」

―プロ入りして感じた課題は?
「細かい動きがまだできないのと、プロはボールを持ちすぎると、すぐにつぶされる。ドリブルするところと、簡単にやるところの使い分けを覚えないといけない」

―今後も出番はありそう。いい経験になったのでは?
「ドリブルが使えるかなと思った。自分のイメージでは、(長い時間出たら)点が取れるかもしれないなと思っていた。これから出場機会を増やしていきたい。出られれば、得点も獲れると思う。頑張りたいです」

(取材・文 近藤安弘)

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