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日本vsセルビア 選手採点

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[4.7 キリンチャンレジ杯 日本0-3セルビア 長居]

 日本代表は7日、セルビア代表と対戦し、0-3の惨敗を喫した。5月中旬のW杯メンバー23人決定前最後の試合。選考を兼ねたオプションのテストとともにチーム力を底上げしたい一戦だったが、若手主体のセルビアに対しホームで攻守にいいところのない完敗だった。
以下、選手採点

GK
1 楢崎正剛(名古屋)
5.0 前半の2失点はGKのミスではないが、バタついたDF陣を最後尾から落ち着かせることができなかった。後半15分には直接FKも決められ、3失点。

DF
21 徳永悠平(F東京)
5.0 右サイドバックで先発も効果的なオーバーラップを見せられず、クロスやパスの精度も低かった。守備でのポジショニングも不安定で、裏を取られるシーンも。

19 栗原勇蔵(横浜FM)
5.0 試合開始直後から最終ラインが乱れ、前半15分で失点。セルビアの長身FWに対して手を焼き、自分のストロングポイントを出せなかった。ハーフタイムに交代。

22 中澤佑二(横浜FM)
4.5 代表では普段と違う左センターバックだったが、栗原とはチームでともにプレーしており、言い訳はできない。最終ラインをコントロールできず、1対1でも競り負け、スピードで振り切られるシーンも。

5 長友佑都(F東京)
5.5 攻撃では積極的にオーバーラップし、いいクロスも上げていたが、得点にはつながらず。高さではかなわない相手にも必死に体を張っていた。

25 槙野智章(広島)
 後半37分から出場。出場時間が短いため採点なし。

MF
2 阿部勇樹(浦和)
5.5 中盤のバランスを見ながら流動的に動き、前半26分にはゴール前に飛び込んでヘディングシュート。ポジショニングの良さも目立った。後半はセンターバックに下がったが、相手のフィジカルとスピードに苦しんだ。

20 稲本潤一(川崎F)
5.5 長身選手ぞろいの相手にもフィジカルではほぼ互角に戦った。後半はほぼ1ボランチ気味で守備の防波堤となったが、ビルドアップで簡単なミスが多く、効果的なフィードもなかった。

7 遠藤保仁(G大阪)
5.0 トップ下で先発したが、危険なゾーンでボールを受ける場面が少なく、決定機を演出できなかった。後半は稲本のアンカーの前で中村と並んだが、パスミスも多く、本調子には遠かった。

8 山瀬功治(横浜FM)
5.0 後半25分から出場。なかなかボールに触れず、リズムに乗れなかった。久々の代表戦だったが、アピールはできず。

FW
10 中村俊輔(横浜FM)
5.0 右FWで先発も中盤に下がってビルドアップを重視。サイドで起点をつくれず、パス回しでもミスが多く、ピンチを招いた。後半は1列下がって決定的なパスを狙い、後半14分には石川に絶妙なパスを送ったが、得点にはつながらず。

9 岡崎慎司(清水)
4.5 前半は3トップのサイドで先発。前半20分のシュート以外は見せ場なく、中央に移った後半も長身DFの中で埋没した。

13 興梠慎三(鹿島)
5.0 3トップの中央で先発したが、前線で孤立。サイドに流れてクロスを上げるシーンもあったが、相手の脅威となるプレーはできず、ハーフタイムに交代。

16 石川直宏(F東京)
6.0 後半開始から出場。この試合で唯一の光明。絶妙な動き出しで裏を取り、サイドからのクロス、カットインしてのシュートと持ち味を発揮した。課題はフィニッシュの精度。

11 玉田圭司(名古屋)
5.0 後半開始から出場。3トップの左に入ったが、足首の状態が悪いのか、プレーに精彩を欠き、後半37分に交代。

12 矢野貴章(新潟)
 後半37分から出場。出場時間が短いため採点なし。

(取材・文 西山紘平)

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