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[高校MOM224]鹿島ユースMF土居聖真(3年)_「野沢2世」が先制FK

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.18 プリンスリーグ関東2部第2節 浦和東高 0-2 鹿島ユース 流通経済大柏高G]

 2-0の試合後、鹿島アントラーズユースの土田哲也監督は「個人個人がもっとやれると思う。自分の100%を出した選手はきょうはいませんでした」と選手たちを評価したが。チームを勝利へ近づけたのは「野沢2世」ことMF土居聖真の先制FKだった。

 前半25分、ゴール正面左サイドでFKを得た鹿島。キッカーの土居が右足を振りぬくと、右ポストの外側からゴールマウスを捉えたボールはそのままゴール右隅へと吸い込まれた。右手人指し指を突き上げ喜ぶ土居を鹿島イレブンが手荒い祝福。川崎F U-18戦で決めた決勝ゴールに続く10番のゴールで乗ったチームは試合も2-0で勝った。

 昨年、鹿島の鈴木満強化部長が「野沢のようにテクニックがあり、楽しみな選手」と評価したと報じられたが、ボールを止める技術の高さ、個人で相手ディフェンスに穴を開ける突破力などは関係者も認めるところ。トップチームの宮崎キャンプには2年連続で帯同した。昨年は日本クラブユース選手権で京都U-18と仙台ユースからゴールを決めたが、10番を背負う主将にはゲームメーカーとして、決定力の高さを活かした試合を決める存在としても期待がかかる。

(文 吉田太郎)

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