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W杯メンバー23人決定!ポジション別分析(DF編)

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▽DF(7人)
中澤佑二(横浜FM)102/17
田中マルクス闘莉王(名古屋)37/7
駒野友一(磐田)51/0
岩政大樹(鹿島)2/0
今野泰幸(F東京)34/0
長友佑都(F東京)23/3
内田篤人(鹿島)31/1
※数字は国際Aマッチ出場数/得点数

[主な落選組]
徳永悠平(F東京)
栗原勇蔵(横浜FM)
槙野智章(広島)


 内田、中澤、闘莉王、長友という不動の4バックに加え、両サイドバックをこなす駒野、センターバック、サイドバック、ボランチでプレー可能な今野。この6人の選出はほぼ確実と見られていたが、全員が順当に選ばれた。

 焦点となったのは第3のセンターバックをだれにするか。今野のほか、ボランチとともにセンターバックもこなせるMF阿部勇樹(浦和)の2人がいれば、十分とする考え方もあったが、岡田武史監督は岩政の選出を決断した。

 岩政は昨年秋からコンスタントに招集されてきたが、09年は1試合しか出場機会がなく、10年も2月14日の韓国戦で、闘莉王が退場した影響で緊急出場しただけ。続く3月のバーレーン戦、4月のセルビア戦では招集されず、岡田監督の構想から外れたとも思われていたが、最後の最後に滑り込んだ。

 セルビア戦でテストした栗原がチームにフィットしなかったことも影響しただろう。さらに岡田監督は「これまでは中澤と闘莉王を中心に4バックでやってきたが、もし2人がケガをするというときには他のやり方も考えないといけない」と、あらためて3バックを導入する可能性も示唆。主力選手のアクシデントや、リードしているときの守備固めなど、3バックに変更した際にセンターバックの人数が足りなくなる可能性を考慮した。

 徳永は昨年秋からコンスタントに出場機会を得ていたが、アピール不足は否めなかった。槙野にはチームで3バックをやっており、ムードメーカー的な役目も果たせるというアピール材料はあったものの、最終的にはGK川口能活(磐田)という経験豊富なベテランがその役割も兼ねることになった。

(取材・文 西山紘平)

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