鹿島アントラーズDF内田篤人のブンデスリーガ・シャルケ04への移籍が基本合意したようだが、13日のスポーツ報知によると、年俸は三浦知良、中田英寿の欧州挑戦1年目を超える180万ユーロ、日本円にして約2億1500万円の3年契約になると伝えている。

　報道によれば、内田は鹿島との契約が3年残っており、その違約金は1億5000万円で大筋合意したという。まだ世界では実績がない若き日本人選手に払う金額としてはなかなかの高額になったが、年俸も破格の待遇のようだ。

　推定年俸2億1500万円とされ、これまでJリーグから欧州主要1部リーグへ移籍した日本人で、1年目の金額としては最高となる。これまでの最高年俸はV川崎からセリエA・ジェノアに移籍したFW三浦知良の1億円だった模様。内田はその倍以上で、現在の年俸4000万円から約5倍増となる見通し。

　シャルケ04はブラジル人DFラフィーニャを今夏に放出することを決断したそうで、内田もレギュラーと期待されている模様。監督は練習が軍隊並と比喩される鬼軍曹、フェリックス・マガト氏が率いる。フィジカルが弱いといわれる内田だが、移籍すれば仮に試合に出られなくても、長谷部誠がそうなったように“動ける&強い”選手に変貌を遂げる可能性がありそうだ。

(文　近藤安弘)
▼2010-2011欧州移籍ニュース