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サポートメンバー4人発表も、ケガ人の入れ替えは予備登録7人を優先

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 日本サッカー協会は17日、W杯南アフリカ大会に臨む日本代表のサポートメンバー4人を発表した。選ばれたのはドルトムント移籍の決まっているMF香川真司(C大阪)、DF酒井高徳(新潟)、MF山村和也(流通経済大)、FW永井謙佑(福岡大)の4人。サポートメンバーは21日からの国内合宿に参加し、その後のスイスキャンプ、南アフリカにも帯同する。

 10日に本登録の23人を発表し、12日には30人の予備登録のうち残り7人も発表された。そして、今回のサポートメンバー4人。複雑な選考となったが、23人にケガ人が出た場合の入れ替えについて岡田武史監督は「基本的には30人を優先する」と明言した。

 予備登録の7人のうちサポートメンバーにも選ばれた香川を除く6人は国内に残り、現地へは帯同しない。コンディションや高地への順化など不透明な要素はあるが、指揮官は予備登録選手について「メンバーに入っているわけだから、ケガ人が出たときには可能性がある。可能性は低いけど、そのチャンスにかけようと選手なら思うはず」と、心配していないことを強調した。

 サポートメンバーはあくまで将来性のある若手選手に経験を積ませるためで、選考も技術委員会に一任。「岡田監督の意向は入っていないのか?」と聞かれ、「そうですね」と即答した。

 岡田監督がバックアップの戦力として計算しているのは予備登録の7人。たまたま香川は予備登録、サポートメンバーの両方に選ばれたが、もしもケガ人が出た場合に入れ替えを考える際、岡田監督の選択肢に入るのは「予備登録」の香川ということになる。

 予備登録は香川のほか、FW前田遼一(磐田)、FW田中達也(浦和)、MF小笠原満男(鹿島)、MF石川直宏(F東京)、DF徳永悠平(F東京)、DF槙野智章(広島)の7人。23人にケガ人が出た場合に限るものの、彼らにも緊急招集の可能性は残されている。

<本登録23人>
▽GK
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)
川島永嗣(川崎F)
▽DF
中澤佑二(横浜FM)
田中マルクス闘莉王(名古屋)
駒野友一(磐田)
岩政大樹(鹿島)
今野泰幸(F東京)
長友佑都(F東京)
内田篤人(鹿島)
▽MF
中村俊輔(横浜FM)
稲本潤一(川崎F)
遠藤保仁(G大阪)
中村憲剛(川崎F)
松井大輔(グルノーブル)
阿部勇樹(浦和)
長谷部誠(ボルフスブルク)
本田圭佑(CSKAモスクワ)
▽FW
玉田圭司(名古屋)
大久保嘉人(神戸)
矢野貴章(新潟)
岡崎慎司(清水)
森本貴幸(カターニア)

<予備登録7人>
▽DF
徳永悠平(F東京)
槙野智章(広島)
▽MF
小笠原満男(鹿島)
石川直宏(F東京)
香川真司(C大阪)
▽FW
前田遼一(磐田)
田中達也(浦和)

<サポートメンバー4人>
▽DF
酒井高徳(新潟)
▽MF
香川真司(C大阪)
山村和也(流通経済大)
▽FW
永井謙佑(福岡大)

<写真>予備登録メンバー、サポートメンバーの両方に選ばれたMF香川真司

(取材・文 西山紘平)

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