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「頑張ってみんなについていく」W杯サポートメンバー選出の山村が会見

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 日本サッカー協会は17日、W杯南アフリカ大会日本代表のサポートメンバーを発表。MF香川真司(C大阪)、DF酒井高徳(新潟)、MF山村和也(流通経済大)、FW永井謙佑(福岡大)の4選手が選出された。

 山村の所属する流通経済大サッカー部は、同日午後6時から茨城県龍ヶ崎市のRKUフットボールフィールドで記者会見を実施。山村はサポートメンバー入りについて「帯同メンバー候補に入っているという話は少し前から聞いていましたが、正確なものではなく、今日もインターネットや友達からのメールを見て、自分が帯同メンバーに選ばれたことを知りました。W杯は小さいころから見ていた試合なので、選ばれたことは素直に嬉しく感じますし、南アフリカでは頑張ってみんなについて行こうと思います」と感想を語った。

 自身も自信を持つ守備力の高さなど、関係者が「10年に1度の逸材」と評する山村。ボランチもハイレベルでこなす大学ナンバー1CBはチームにとって欠かせない存在でもある。所属する流通経済大は現在、関東大学1部リーグのリーグ戦真っ最中。また、大学サッカーにおける2大トーナメントのうちのひとつ、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの関東予選も間もなく開幕するが、これについては欠場することとなる。

 仮に日本代表が目標のW杯ベスト4へ進出すれば全国大会(7月4日~10日)に出場することも不可能となるが、恩師の中野雄二流通経済大監督は「自分のところで所属している選手がどんな形であれ、W杯に名前があがったら全面的にバックアップしてあげたいし、気持ち良く出してあげるのが指導者の役割。本人の将来の為には、今大学リーグをやるのと、帯同メンバーとは言え優秀な選手達と一緒に行動できるのと、どっちが良いのか考えれば、それは帯同メンバーの仕事をした方が良い」と後押し。山村は「このW杯での経験が自分自身の良い勉強になれば良いなと思います。自分は一番近くで日本代表の選手達が大会に臨む姿を見ることが出来るので、練習に参加するときは自分の持てる力を全力で出したいと思います」と少しでも多くの経験を得て、持ち帰ることを誓った。

 山村は19日に行われる関東大学リーグ1部第8節の駒澤大戦(西が丘)に出場。オフを挟んで21日の日本代表合宿初日からA代表に合流する予定だ。

<写真>W杯日本代表のサポートメンバーに選出された流通経済大DF山村(左)が同大の中野監督から激励される
(協力 流通経済大サッカー部)

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