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[MOM74]明治大DF丸山祐市(3年)_注目CBが決めた左足での一撃

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.23 関東大学1部第9節 明治大 2-1 早稲田大 NACK]

 開幕からの8戦でわずか2失点しかしていなかった堅守・明治大の守備の柱は、高精度の左足でゴールを射抜く“スナイパー”としての一面も持っていた。
 前半45分、明大はFW久保裕一(4年=名古屋U18)がゴール正面右寄りの位置でFKを獲得。ボールをセットしたDF丸山祐市(3年=國學院久我山高)は「その前にFKを外していたのでとにかく枠に入れることだけ考えた」と左足を振りぬく。相手が構えた壁の左外を抜いたシュートはGKの手前でバウンドして加速。雨で濡れたピッチによってスピードを増したボールはそのままゴール左隅へと吸い込まれ、今季2得点目となるFKでのゴールとなった。

 「左足は絶対という訳ではないけれど、自信はあります」と丸山。本職のディフェンス面でも神川明彦監督が「丸山が相手の9番(富山貴光)を抑えていた。あそこを潰せたのが大きかった」と賞賛する好プレーを見せたCBは、指揮官からこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに指名された。

 Jクラブも熱い視線を送る左利きのCB。打点の高いヘッドと抜群のカバーリングでチームに安定をもたらしている。ただ、CBとして大きな成長を遂げたのは明大入学後だ。強豪・國學院久我山高(東京)の左SBを務めていた高校3年時はケガのために夏までプレーできず、高校選手権予選も都・8強で敗退。スポーツ推薦での進学ではなく、学校の指定校推薦を勝ち取って明大へ入学、そしてサッカー部の入部テストをパスして部員となる権利を勝ち取った。
 
 そこからスタートしながらも今や、王者の不動のレギュラーとしてチームのリーグ首位独走に大きく貢献している。「Jから好印象をもらえることは選手としてうれしいこと。でも過信したらダメ。油断することなく一歩一歩やることが将来の自分の評価につながる」と前を向く。大学屈指のCBも本人曰く「雑草」。「いつも危機感を感じている」というJ注目のCBは、「日々ちょっとずつでもレベルを上げていくこと」を目標に卒業までの約2年を無駄にせず歩み続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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