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[総理大臣杯]U-21代表MF阿部V弾!関学大などが4強へ:関西

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 第34回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントへの出場権3枠を懸けた第39回関西学生サッカー選手権大会は26日、準々決勝を行い、4強が決まった。準決勝は30日に行われる。

 関西2部リーグ勢で唯一1回戦を突破した大阪体育大は甲南大と対戦し、3-0で快勝した。大体大は前半13分、MF藤春廣輝(4年=東海大仰星高)の左クロスから10番FW川西翔太(4年=青森山田高)が先制ゴール。08年総理大臣杯全国Vメンバーのゴールでリードを奪った大体大は、後半8分に川西のラストパスからMF松澤憲伸(3年=東海大五高)が加点すると、31分にも藤春のゴールでダメ押した。

 昨年の1部リーグ王者・関西学院大はびわこ成蹊スポーツ大に逆転勝ちした。前半4分、びわこ大DF佐藤友哉(4年=久御山高)に先制弾を許した関学大だったが、26分に1年生MF関皓平(G大阪ユース)が2戦連発となる同点ゴール。さらに後半29分にはU-21日本代表MF阿部浩之(3年=大阪桐蔭高)がDF浦島彰洋(3年=近大和歌山高)からのラストパスを決めて2-1で勝ち、準決勝へ進出した。

 立命館大対同志社大は前半7分、FW辻智人(3年=神戸ユース)のゴールにより、同大が先制。対する立命大は後半19分にMF加藤恒平(3年=千葉U-18)のPKで同点に追いつく。後半ロスタイムに退場者を出した立命大は1-1のままPK戦へ持ち込んだが、PK戦で3人目のDF藤原広太朗(2年=F東京U-18)のシュートがポストを直撃。5人目のMF荒堀謙次(4年=野洲高)まで5人全員が決めた同大が5-4で勝ち、準決勝進出の権利を手にした。

 近畿大と関西大とが激突した一戦は延長戦で決着がついた。試合は前半36分、FW板倉大地(2年=広島ユース)がドリブルシュートを決めて関大が先制。だが近大は後半22分、MF藤本憲明(3年=青森山田高)の右CKからMF大北啓介(2年=近大和歌山高)が決めたゴールにより追いつくと、1-1でもつれ込んだ延長前半4分にも藤本の左FKをDF近石哲平(4年=近大附高)が頭で合わせて勝ち越した。さらに近大は延長後半3分にも途中出場のMF池亮磨(3年=G大阪ユース)が決めて3-1。関大は8分、全日本大学選抜FW金園英学(4年=立正大淞南高)のヘディングシュートで1点差としたが逃げ切った近大が3-2で競り勝った。

【関西】
[準々決勝]
甲南大 0-3 大阪体育大
[大]川西翔太(13分=補・藤春廣輝)、松澤憲伸(53分=補・川西翔太)、藤春廣輝(76分=補・川西翔太)

関西学院大 2-1 びわこ成蹊スポーツ大
[関]関皓平(26分=補・熊本翼)、阿部浩之(74分=補・浦島彰洋)
[び]佐藤友哉(4分)

立命館大 1-1(PK4-5)同志社大
[立]加藤恒平(64分=PK)
[同]辻智人(7分=補・安川有)

近畿大 3-2(延長)関西大
[近]大北啓介(67分=補・藤本憲明)、近石哲平(94分=補・藤本憲明)、池亮磨(103分=補・小田原匡)
[関]板倉大地(36分)、金園英学(108分=補・中島龍基)

(文 吉田太郎)

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