AFC女子アジアカップ2010中国に出場中の日本女子代表は30日、3位決定戦で中国と対戦し2-0で勝利した。この結果、来年ドイツで行われる女子W杯の出場権を獲得した。

　この試合、日本のエース澤穂希が後半17分に2-0と試合を決めるゴールを決めたが、これは国際Aマッチ通算75得点目で、男子の1位・釜本邦茂日本サッカー協会名誉副会長に並ぶゴールとなった。

　スポーツ各紙のweb版によると澤は「偉大な記録に並んだのはうれしいし、大事な試合で点を取って勝利に貢献できてよかった」と喜んだという。

　澤の代表初ゴールは15歳で代表デビューを果たした1993年12月6日のフィリピン戦だった。この試合で一気に4得点を奪い、日本女子を背負う存在に成長した。今年で32歳となるが、まだまだ日本に欠かせない司令塔だ。

(文　近藤安弘)