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一度は止めたPK、川島が気迫のセーブ連発

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[6.24 W杯グループリーグE組 日本3-1デンマーク ロイヤル・バフォケング]

 右拳を3度ピッチに叩き付けた。後半36分のPKの場面。GK川島永嗣はいったんはFWトマソンのキックを弾いたが、こぼれ球を再びトマソンに押し込まれた。1-2。それでもまだあと1点の“余裕”があった。しかし、PKという絶体絶命のピンチで一度は弾きながらゴールを許したことが悔しかった。GKだからこそ、1点の重みも痛感していた。

 「PKは完全に読んでいた。ただ、コースがあまりにも甘くて、真ん中に来て、外に弾けなかった」。そう唇をかんだが、90分を通して高いパフォーマンスを披露した。前半22分のトマソンとの1対1もセーブし、後半7分にはゴール前の混戦で身を挺してゴールを死守。チーム全体の意識も高く、なりふり構わずパワープレーを仕掛けるデンマークの猛攻に耐え抜いた。

 「全員が最後のところで体を張って守っていた。守備の選手だけでなく、前の選手も90分間ハードワークしていた。そういう結束が結果につながったと思う」

 完封に抑えたカメルーン戦。オランダ戦も1失点こそ喫したが、スーパーセーブ連発で最少失点に食い止めた。この日はPKからの1失点のみ。3試合で2失点。世界相手に堅守を見せる日本の最後の砦が川島だ。

 「内容もだけど、結果にこだわる姿勢が今のチームにはある。ひとりひとりが何をしないといけないか理解している。11人だけじゃなく、試合に出ていない選手もそう。大会を通してチームが成長している」。試合を重ねるごとにたくましさを増していくチームメイト。最後方からチームを見ている川島だからこそ、その言葉にも重みがある。

<写真>この日も神がかっていたGK川島。このまま頼んだ!

(取材・文 西山紘平)

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