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古巣との初対戦に柏木、「相手にするともっとしんどい」

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[7.24 J1第24節 浦和0-1広島 埼玉]
 浦和レッズのMF柏木陽介にとって古巣・広島との初対戦だった。ユース時代から自分を育ててくれた恩あるクラブだが、浦和のホーム戦だけに何としても勝ちたかった。しかし0-1で敗れ、いつもの明るい笑顔はなかった。
 「きょうは良くなかったですね。個人としても、チームとしても何もできなかった。残念です」
 この日はトップ下に山田直輝が入り、不慣れな右MFに回った。「動きがね・・・、実戦では初だったんで。真ん中にいて外に出て行くのはいいんだけど、外にいて足元で受けても・・・」と不慣れな位地で少し戸惑ったという。その面でも、少し歯がゆさが残った。
 広島のサッカーについては、「やっぱり走りますね。広島のときは(走るサッカーを自分も)やってて、しんどいなと思ったけど、相手にするともっとしんどいですね」と振り返った。
 浦和は2連敗で、リーグ戦4試合連続勝ち星なしの状況とあり、古巣へのコメントは控えめ。すぐに“浦和の顔”に戻った。
 「負けているけど、下を向いてもしょうがない。誰が悪いとかではないから。暑い中でもサポーターが応援してくれている。こういうときはチーム一丸で乗り切らないといけない。3連戦になりますけど、残りあと2勝します」と中心選手としての自覚を見せ、次戦28日の京都戦に闘志を燃やしていた。
(取材・文 近藤安弘)

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