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[Y☆voice_29]青森山田GK櫛引政敏「上にいっても通用するように」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第29回は11年に清水エスパルス入りする青森山田(青森)GK櫛引政敏選手(3年)です。1月の全国高校サッカー選手権準決勝、関大一とのPK戦で3本をストップするなど鮮烈な活躍を見せたU-19日本代表候補が、現在意識している部分と目標とは?

―インターハイ(沖縄)1回戦の市立船橋戦、立ち上がりの2失点が敗戦につながってしまった
「カウンターでやられてしまった。(市船のカウンターは強力だったが)分かりきったことでも、やられないことがディフェンスの仕事。後悔してます」

―相手との差を感じたところは?
「戦う気持ちで相手の方が上だった。自分たちは勝者のメンタルを極めていかないといけない」

―青森から移動して沖縄での大会。暑さの影響は?
「(7月の)大阪でのフェスティバルなどで慣れていた。でも沖縄の陽射しは少しキツいかなと感じていた」

―インターハイへ臨む姿勢については
「昨年、選手権で決勝までいったけれど優勝を取れなかった。優勝しよう、と目指してきた。切り替えて、高円宮杯、選手権で日本一を取れるように照準を合わせていきたい」

―個人的に意識していた部分は?
「リーダーシップをとること。上にいっても通用するように、といつも考えている。失点シーンは意識してやっていければ……。もっと自分を高めていかなければいけないと思います。技術面もまだプロで通用する技術ではない。足元をしっかり見つめて、上で通用するように努力していきたいです」

―エスパルスを進路に選んだ理由は?
「やるならレベルの高いところで、と考えていた。GKのポジション争いの激しいエスパルスでスタメンを取れれば、日本で高いところに位置することができる。そうやってひとつずつ、アジア、世界で通用するように目指していきたい」

―高校生活もあと半年
「自分は中学から青森山田でお世話になっている。プロにいけたのは監督、スタッフのおかげ。恩返ししたいと思います」

(取材・文 吉田太郎)

連載:
「Youth star voice」
[高校サッカー]

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