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2年目の鹿島・宮崎が先発でプロデビュー、「まだまだ足りない」

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[8.21 J1第20節 鹿島0-1C大阪 カシマ]

 鹿島アントラーズのDF宮崎智彦が先発で左SBに入り、プロデビューを果たした。流通経済大から入団して2年目。DFジウトンの出場停止で、待望のチャンスがめぐってきた。

 先発は試合前日にオリヴェイラ監督から伝えられたという。「みんなには言うなと言われていたので……」。チームメイトが知ったのは試合当日のミーティング。「言われたあとは飯ものどを通らない感じで。寝るまでテレビを見ていたのに、全然時間がたたなかった」という緊張のデビュー戦だった。

 試合が始まれば落ち着いたプレーを見せていたが、持ち味の左足のクロスが見られるシーンはわずか。失点シーンでは自分のサイドから崩されてしまった。チームの悪い流れを断ち切れず、敗戦。悔しいプロ初戦を終え、「まだまだ足りないというのが分かったことが収穫」と言った。

 「プロの第一歩? 結果的にはそうだけど、まだまだこれから。試合に出ただけじゃ意味がない」。DF内田篤人の移籍で手薄になったSB。次節はジウトンが出場停止から戻ってくるが、シーズンも佳境に入る終盤戦に向け、宮崎の力も必要になってくるはずだ。

<写真>鹿島DF宮崎
(取材・文 西山紘平)

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