システムは4-2-3-1、パラグアイとの再戦へ今度こそ点取る
4日のパラグアイ戦(日産ス)に向けて始動した日本代表は2日、神奈川県内で約1時間半の練習を行った。左ふくらはぎ痛のMF遠藤保仁(G大阪)、右ふくらはぎ痛のMF長谷部誠(ボルフスブルク)は別メニュー調整。21選手に和田一郎アシスタントコーチを加えた22人で、フルコートでの11対11の戦術練習も行われた。
主力組は4-2-3-1のシステムで、仮想パラグアイとなった控え組は4-3-3。メンバーは以下の通り。
[主力組]
森本
香川?榲帖‐尚聚n
細貝 乾
長友 内田
栗原 中澤
川島
[仮想パラグアイ]
岡崎
(和田) 藤本
今野 橋本
中村
槙野 駒野
永田 岩政
楢崎
練習の指揮を執った原博実監督代行はメンバー構成について「昨日ナビスコ杯をやっている選手はあまり激しくできないので、相手側(仮想パラグアイ)をやってもらった。(主力組は)ナビスコ杯に出ていない組で、あのメンバーがそのままパラグアイ戦に出るわけではない」と説明。あくまでコンディション調整のためのメンバー分けであることを強調した。
1日のナビスコ杯準々決勝第1戦に出場したFW岡崎慎司(清水)、MF藤本淳吾(清水)、MF中村憲剛(川崎F)、MF橋本英郎(G大阪)、MF今野泰幸(F東京)、DF駒野友一(磐田)、DF岩政大樹(鹿島)、DF槙野智章(広島)の8人はその後の6対6のミニゲームも回避。明日3日の前日練習から本格的に合流する見通しで、原監督代行はパラグアイ戦の先発について「明日のコンディション、特に海外組のコンディションを見て、ナビスコ杯に出ている選手も含めて、コーチ陣と相談して決めたい」と話した。
ただ、4-2-3-1のシステムについては「とりあえずこれでいこうと思っている」と明言。「今からいろいろやっても時間がない。パラグアイの戦い方も想定して、それに合わせて、選手の意思を統一してやっていく」。アンカーを置いた4-3-3とみられるパラグアイに対し、守備の形がはまりやすい4-2-3-1を選択した。
戦術練習ではプレスのかけ方やボールの取りどころなどを確認。その上で「取ったら前を見ろ!」「早く、早く!」と、ボールを奪ってからの切り替えの早さも意識させていた。
南アフリカW杯ではMF本田圭佑を1トップ、MF阿部勇樹をアンカーに置いた4-3-2-1を採用。チーム全体で守備の意識を高く保ち、粘り強いディフェンスで4試合でわずか2失点に食い止めた。
原監督代行も守備面は高く評価していたが、一方で攻撃面については「アタッキングサードに入って個人でもグループでも突破に行く、最後のところでリスクをかける」部分の大事さを強調してきた。その言葉が本田を本職のトップ下に下げ、FW森本貴幸(カターニア)を1トップに置いた新布陣に表れている。
W杯決勝トーナメント1回戦ではパラグアイと延長120分間を含めて0-0と互角に渡り合ったが、PK戦の末に惜敗。プレトリアに置いてきた忘れ物を取り戻すためにも、今度は1点を取りに行く。
<写真>原博実監督代行が選手に指示を送る
(取材・文 西山紘平)
主力組は4-2-3-1のシステムで、仮想パラグアイとなった控え組は4-3-3。メンバーは以下の通り。
[主力組]
森本
香川?榲帖‐尚聚n
細貝 乾
長友 内田
栗原 中澤
川島
[仮想パラグアイ]
岡崎
(和田) 藤本
今野 橋本
中村
槙野 駒野
永田 岩政
楢崎
練習の指揮を執った原博実監督代行はメンバー構成について「昨日ナビスコ杯をやっている選手はあまり激しくできないので、相手側(仮想パラグアイ)をやってもらった。(主力組は)ナビスコ杯に出ていない組で、あのメンバーがそのままパラグアイ戦に出るわけではない」と説明。あくまでコンディション調整のためのメンバー分けであることを強調した。
1日のナビスコ杯準々決勝第1戦に出場したFW岡崎慎司(清水)、MF藤本淳吾(清水)、MF中村憲剛(川崎F)、MF橋本英郎(G大阪)、MF今野泰幸(F東京)、DF駒野友一(磐田)、DF岩政大樹(鹿島)、DF槙野智章(広島)の8人はその後の6対6のミニゲームも回避。明日3日の前日練習から本格的に合流する見通しで、原監督代行はパラグアイ戦の先発について「明日のコンディション、特に海外組のコンディションを見て、ナビスコ杯に出ている選手も含めて、コーチ陣と相談して決めたい」と話した。
ただ、4-2-3-1のシステムについては「とりあえずこれでいこうと思っている」と明言。「今からいろいろやっても時間がない。パラグアイの戦い方も想定して、それに合わせて、選手の意思を統一してやっていく」。アンカーを置いた4-3-3とみられるパラグアイに対し、守備の形がはまりやすい4-2-3-1を選択した。
戦術練習ではプレスのかけ方やボールの取りどころなどを確認。その上で「取ったら前を見ろ!」「早く、早く!」と、ボールを奪ってからの切り替えの早さも意識させていた。
南アフリカW杯ではMF本田圭佑を1トップ、MF阿部勇樹をアンカーに置いた4-3-2-1を採用。チーム全体で守備の意識を高く保ち、粘り強いディフェンスで4試合でわずか2失点に食い止めた。
原監督代行も守備面は高く評価していたが、一方で攻撃面については「アタッキングサードに入って個人でもグループでも突破に行く、最後のところでリスクをかける」部分の大事さを強調してきた。その言葉が本田を本職のトップ下に下げ、FW森本貴幸(カターニア)を1トップに置いた新布陣に表れている。
W杯決勝トーナメント1回戦ではパラグアイと延長120分間を含めて0-0と互角に渡り合ったが、PK戦の末に惜敗。プレトリアに置いてきた忘れ物を取り戻すためにも、今度は1点を取りに行く。
<写真>原博実監督代行が選手に指示を送る
(取材・文 西山紘平)