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清水が前回覇者・F東京撃破で4強へ!!

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[9.8 ナビスコ杯準々決勝第2戦 清水0-0F東京 アウスタ]

 前回王者が敗退! ナビスコ杯準々決勝第2戦が8日に行われ、清水エスパルスのホーム・アウトソーイングスタジアム日本平で行われた清水と09年大会優勝・FC東京との一戦はスコアレスドローに終わり、2戦合計1-1。1日のアウェー戦でゴールを奪っていた清水が、アウェーゴール数の差により3年連続となる準決勝へと進出した。清水は今月29日と10月10日に行われる準決勝でサンフレッチェ広島と対戦する。

 F東京は、ホームで迎えた第1戦で先制されるもなんとか追いつき、1-1へと持ち込んだが、第2戦では準決勝進出へ絶対に必要だったゴールを奪うことができなかった。カウンターから放ったFW大黒将志のシュートや中村北斗のミドルシュートなど前半から“勝ち越し”ゴールを狙ったF東京は、後半20分にはDF椋原健太の右クロスにFW大黒将志が飛び込むがシュートは惜しくもクロスバー直撃。どうしても1点が欲しいF東京はこの後、22分にMF石川直宏、24分にはFW平山相太をピッチへと送り出し、ゴールをもぎ取りにいく。だが、この攻撃策は実らず。結果、ホームでの失点が響き、前回王者が準々決勝で姿を消すこととなった。
 
 一方、清水は日本代表招集の影響でMF藤本淳吾、FW岡崎慎司と主力攻撃陣不在の中で、守備陣が奮闘をみせた。捨て身でアウェーゴールを奪いにくるF東京相手に、後半40分過ぎから立て続けにカウンターからピンチを迎えるも、「みんな強い気持ちを持っていたし、なんとか勝ちたいと強く思っていた」(清水公式サイトより)と振り返るGK西部洋平が好セーブを連発。守護神中心とした必死の守りで相手にゴールを与えなかった。

 西部は「試合前から今日は難しい試合になるだろうと選手みんなで話をしていた。失点ゼロで終われる試合にしようと、監督からも言われていた。それに向かってやって、結果として次に進めることができた」とこの日の戦いぶりを振り返った。そして「このいいイメージをリーグ戦でも継続できればと思う」。リーグでは首位と勝ち点5差の3位へと甘んじているが、この試合を首位奪回、そしてナビスコ杯タイトル獲得へのきっかけとしたいところだ。 

(文 片岡涼)

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