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ピンポイントクロスで2アシストも…柏・橋本が負傷交代

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[9.19 J2第26節 千葉2-3柏 フクアリ]

 柏レイソルのDF橋本和が正確なクロスで2アシストした。まずは前半9分、右サイドからのサイドチェンジを受け、フリーでボールを持つと、左後方からファーサイドへクロス。「GKがあそこまで出るとは思ってなかったけど、ファーの林が見えたので」。ゴール前に飛び出したGKの手を越えたボールはFW林陵平の頭をピンポイントで捉えた。

 1-1に追い付かれたあとの前半33分、今度はニアサイドへ鋭いグラウンダーのクロスを送った。これに走り込んだFW北嶋秀朗が右足アウトサイドで合わせ、勝ち越しゴール。橋本の左足が2得点を生み出した。

 前節までの中盤をダイヤモンド型にした4-4-2からシーズン序盤の4-2-2-2にシステムが戻った。攻撃的MFは中に絞ってのプレーが多く、SBがカバーしなければならないスペースは広大だ。「ひとりに任されるようなところはあるけど、期待の現れだと思っていつも頑張っている」と橋本は言う。「上がる機会は少なかったけど、上がったときに仕事をしようと。2アシストはでき過ぎだけど、狙ったところには蹴れた」と胸を張った。

 ところが、前半ロスタイムにアクシデントが襲った。CKからの競り合いで右足首を捻挫。前半の残り時間は気持ちでプレーしたが、「力が入らなくなった」とハーフタイムで交代した。

 今後は中3日で札幌戦、中2日で福岡戦と続く過密日程。SBが生命線とも言える柏のサッカーにおいて、橋本が離脱となれば大きな痛手だが、「試合が詰まっている週なので、どうかなという感じだけど、明日痛みがどうなっているか。今は歩くと痛いけど、札幌戦を目指します」と力説していた。

<写真>柏DF橋本
(取材・文 西山紘平)

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