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磐田が逆転で浦和下す、ナビスコ杯決勝へ無敗継続

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[10.23 J1第27節 磐田2-1浦和 エコパ]

 5試合負けなしのジュビロ磐田と8試合負けなしの浦和レッズという好調なチーム同士の対決は磐田が2-1で逆転勝利を飾った。

 前節の広島戦(1-1)は出場停止だったFWジウシーニョが先発に復帰した磐田はDF駒野友一、DFパク・チュホの両SBを負傷で欠くものの、攻撃陣はベストメンバーで臨んだ。

 序盤から拮抗した展開となった試合は前半を0-0で折り返したが、後半11分に均衡が破れる。中央からの突破を許した磐田はDF2人で対応したものの、FWエジミウソンに間を破られ、先制点を許した。

 しかし、ここから攻撃陣が本領を発揮する。後半17分、左サイドをFW前田遼一がドリブル突破。ゴールラインぎりぎりのところでDF山田暢久、DF平川忠亮を個人技でかわし、ゴール前に折り返す。これをジウシーニョが押し込み、失点からわずか6分で同点に追いついた。

 その後も、途中出場のFW成岡翔やMF菅沼実が前線で奮闘し、豊富な運動量でセカンドボールを拾う。すると後半29分、DF山本康裕の左CKにファーサイドのMF那須大亮が角度のない位置から右足で冷静に流し込み、ついに逆転に成功した。

 試合後、磐田の柳下正明監督は「勝ち点3を取れたことは大きい。自信をもってナビスコ杯の決勝にいける」と笑顔を見せた。これで6戦負けなし(4勝2分)。30日の川崎F戦を終えれば、いよいよ11月3日にナビスコ杯決勝・広島戦を控える。このまま無敗を続け、勢いに乗って国立決戦に挑むつもりだ。

(文 片岡涼)

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