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大学経由ロンドン行き、大学生6人が生き残りをアピール

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 大学経由ロンドン行きへ。流通経済大のGK増田卓也、DF比嘉祐介、MF山村和也、福岡大のFW永井謙佑、高知大のDF實藤友紀、早稲田大のFW富山貴光がU-21日本代表生き残りを懸けて、黙々とアピールを続けている。

 4年前、北京五輪を目指したU-21日本代表ではチーム立ち上げから予選を通して、多くの大学出身選手が招集されていたが、結果的に本大会のメンバーに生き残ることができたのは、MF本田拓也(清水=前法政大)とDF長友佑都(チェゼーナ=元明治大)の2人だけだった。

 しかし、今回はチーム立ち上げから実に7人の大学生選手が招集されている(DF丸山祐市は途中離脱)。南アフリカW杯にサポートメンバーとして帯同していた永井と山村はもちろん、それぞれの大学で地道にアピールを続けてきた實藤や比嘉、富山らが招集されたことは大学サッカー界全体としても明るいニュースと言える。

 昨日の練習に続き、この日行われた湘南との練習試合でも各々が持ち味をアピール。富山が「初めてこの代表に呼ばれたが、のびのびと楽しめている」と手応えを口にすれば、實藤も「コミュニケーションは取れているし、チームとしてまとまっているので問題ない」と話すなど、上手くチームに溶け込んでいるようだ。

 11月7日開幕のアジア競技大会に向け、富山は「優勝を目指していきたい。チームとして初戦というのは大事だと思うので、チーム全員で戦いたい」とコメント。2年後のロンドン五輪を目指し、まずはわずかな準備期間で臨むことになるアジア競技大会で自分たちの存在をアピールしていくつもりだ。

(取材・文 片岡涼)

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