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U-21代表vs湘南 練習試合後の選手コメント

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[10.27 練習試合 U-21日本代表4-2湘南 平塚]

 U-21日本代表が27日、平塚競技場で湘南と練習試合を行い、MF東慶悟(大分)とFW永井謙佑(福岡大)がそれぞれ2得点を挙げる活躍によって4-2で勝った。
以下、練習試合後の選手コメント

●FW永井謙佑(福岡大)
「勝てて良かった。スペースがあったので、うまくボールが出てきた。スピードを生かしたゴールができてよかった。今日は絶対ゴールを決めようと思っていた。攻守の切り替えも前回(20日のG大阪との練習試合)より早くて、いいゲームができたと思う。今日もJ1相手だったので、点を取ってアピールしようという気持ちだった」
―アジア競技大会の初戦は中国戦だが?
「地元だし、気持ちもフィジカルも強いチーム。それに負けないようにしたい。1試合でも多くゴールを決めたい」
―ロンドン五輪に向けては?
「1試合1試合が大切。しっかり結果を残したい」
―2年前のアジアユースは予選敗退だった。
「U-19で負けて、世界に出られなかったので、世界の選手とやりたい気持ちはめちゃくちゃある。絶対にロンドンに行きたい」
―2点目はGKからのボールだったが?
「マス(増田)が蹴ったとき、相手が落としたら伸びて来るかなと思って準備していた」
―狙い通り?
「結構ああいう形で点を取ってますね」
―アジア競技大会の目標は?
「ゴールを取って活躍したい。出た試合では点を取れるようにしたい」
―今日のように途中出場の可能性もあるが?
「相手が前に出てきたり、スペースがある状況の方が自分には有利。後半からでもできるようにしたい」

●FW富山貴光(早稲田大)
「初めてこの代表に呼ばれての試合だったが、緊張というよりも、のびのびプレーできて楽しめた」
―どこをアピールしようと思った?
「FWなので得点に絡めるようなプレーをしたい。前を向いたら自分の特徴を生かしたい。動き出してからのシュートや、前を向いてドリブル突破してからのシュートなどでチームに貢献できたらと思う」
―今日の出来は?
「40点くらい。まだまだできると思う。もっと自分のいいところを出せれば」
―アジア大会へ向けて。
「優勝を目指していきたい。チームとして初戦というのは大事だと思うので、一戦一戦大事に、チーム全員で戦いたい。チームの雰囲気もいいので、初戦を勝てれば乗っていけると思う」

●MF山崎亮平(磐田)
「結構スペースがあったので自由にできた。攻撃でいい形で絡めた。味方の動き方とか特徴が分かってきた」
―試合の途中で水沼とサイドを変えていたが?
「そのときの状況を見て判断した。自分も(水沼)宏太も右も左も両方できるし、気にせずにやっていた」
―アジア競技大会に向けては?
「守備のところをやっていけばもっとよくなる。いい守備をすれば、いい攻撃につながる。みんなでやっていきたい」
―試合前のミーティングは?
「こないだ(G大阪との練習試合)とは違う守備をしていたので、そこの確認。狙いどころをみんなではっきりさせながら、プレスをかけて追い込む形」

●MF東慶悟(大分)
―2得点の活躍だったが?
「普段、J2でやっていて、今日はJ1のチームが相手。いつも以上のプレーをしないといけないと思ってやっていたし、それがゴールにつながってよかった。なかなか練習時間がない中で(チームメイトと)合わせられないところもあるけど、ガムシャラにやろうと思った」
―得点シーンは?
「1点目の中に入る動きはプロ1年目にJ1でやっていたときに必要だと感じていたので、それができてよかった。2点目はおいしいところで決められた」
―ロンドン五輪に向けては?
「まだ始まったばかり。ひとつひとつアピールしていきたい」
―アジア競技大会の初戦は中国戦だが?
「激しいイメージがある。そこで負けないようにしたい。完全アウェーの中で、チームも自分もどれだけやれるかが試されると思うし、しっかり準備していきたい」

●MF山村和也(流通経済大)
―4-2で快勝した。
「前半からいい形で攻撃を組み立てることができた。そこは前回の試合より良かった。試合前には、DF面でのチェックや、相手に寄せるところをしっかりやっていこうと話していた」
―背番号が10だったが?
「10番は試合前にユニフォームを配られたときにそうなっていた。前の試合(20日のG大阪戦)では違う番号だったし、名前順かなんかだと思うのであんまり意味はないと思うけど、若干恥ずかしかったし、照れくさかった。比嘉にいじられた。こんなに背の高い10番も珍しいだろうし、目立ったかもしれない。でも背番号は(レアル・マドリー時代の)ジダンがつけていた5番が好きです」
―ダブルボランチとして意識したことは?
「山口螢と黒木はちょっとだけタイプが違うが、それぞれパートナーが上がればバランスを取ったり、そこは考えていた」
―攻撃面でも良さを見せられたのでは?
「CBは後ろからコーチングをしながら自分が動かすけど、ボランチは自分が動くことで人に使ってもらうプレーになる。ボランチは好きだし、勉強になる。展開は少しできるようになったけど、まだパスミスが多いし、もっとやっていかないと」
―キャプテンとしては?
「チーム内でよく話すようにしたり、声をかけようという意識を持っている。まだ2回しか集まっていないけど、お互いのことが分かるようになり、少しずつチームワークが良くなって、プレスのかけ方やボールを奪うタイミングが良くなってきた。アジア大会では一戦一戦、勝っていきたい」
―ロンドンは意識するか?
「僕らの世代は2年前にU-19で負けて、U-20W杯に出られなかった。世界大会に出る機会は限られるので、ロンドンは意識している」

●MF大塚翔平(G大阪)
「今日はちょっと後半から入る難しさがあった。まだ自分の良さを出せていない。まだ2回目だし、次は長い合宿をできるので、問題ないと思う」
―アジア競技大会に向けては?
「チームとしていい結果を残せるように、個人としては自分の持ち味を出せるようにやっていきたい」

●MF黒木聖仁(C大阪)
「チームの約束事を意識してやりすぎて、自分のプレーがあまりできなかった。今後はチームの約束事を頭に入れておきながらも、もう少し自由にやれるようにしたい」
―今後へ向けて。
「ラッキーな形で入って注目もされてないので、のびのびとやりたい」

●DF鎌田翔雅(千葉)
―レンタル元の湘南との試合だったが?
「ちょっと楽しみにしていた。気持ちが高ぶって、いい感じでやれた。こないだの試合(G大阪との練習試合)より連係はよかったと思う」
―どんなところをアピールしていく?
「守備の面ではカバーリングをしっかりやって、奪ったあとの攻撃のスピードが自分の売りなので、そこを出していきたい」
―2年前のアジアユースでは悔しい思いもした。
「悔しい思いをしているし、借りを返したい。自分たちがあれから成長してどれだけできるようになったのか試したい」
―千葉は昇格争いの佳境だが?
「千葉が大変な時期にチームを離れるのは複雑な思いもあるけど、その分もしっかり中国で結果を出さないといけない。そういう意味でもモチベーションは高い」

●DF實藤友紀(高知大)
「前半はCBで出たが、連係を確認しながらコミュニケーションも取れていて良かったと思う。チームとしてまとまっているので問題はない。ただ後半は失点のところで連係ミスがあった。今回は練習試合だったから良かったけど、公式戦だと、ああいうミスが命取りになる。そういったところで同じミスを繰り返さないようにやっていきたい」
―今日の自身の出来は?
「やれたこともあったし、やれなかったこともあった。課題としては、守備から攻撃になったときに、前にいる選手をもっとしっかり使っていきたい。パスミスとかもあったので、今後はそういう細かいところをしっかりやっていきたいと思う」

●DF比嘉祐介(流通経済大)
「山村とは流通経済大でも練習でもやっているからやりやすい。今日も山村がいい位置にボールを蹴れるので、高い位置にいようと意識してプレーしていた」
―自身のプレーについては
「みんな上手くて、ボールが思ったところに来る。きょうはアシストを意識して、思い切ってできた」
―アジア大会での目標は
「スタメンで出ること。チームで結果を出して優勝したい。特徴であるオーバーラップから点に絡む」

●GK増田卓也(流通経済大)
「後半から出ると言われていたが、ハーフタイムにもう少し待ってくれと言われて、あの時間(後半25分)からの出場になった」
―すぐゲームに入れたか?
「ああいうタイミングで出ても、チャンスをつかんでいきたいと思う」
―プレーについては
「PKでの対応が悔しかった。入れられてしまって、あそこで止めていればアピールになったはず。個人としてはチームのピンチのときに川島(永嗣)さんのようにチームを助けるプレーが必要だと考えている」
―今シーズンのチームでのプレーについては?
「大学リーグでの調子が悪い。失点が多くて、DFも動かしきれていない。自分の対応が悪かったり、小さなことかもしれないけれど、それがしっかりとできていない」
―アジア大会での目標は
「自分の仕事はとにかくゴールを守ることなので、しっかりとやっていきたい。試合に出るチャンスがあればゼロに抑えてチームに貢献したい。スタメン取れるように努力していきたい」

●GK安藤駿介(川崎F)
「2失点したけれど、チームはいい意識でできている。悲観的ではない。球際で強く行くところとか、ボールの取りどころは意識して守れたと思う。ある程度手ごたえをつかんでいる。2試合を通してよくない部分とやれたことがあったが、時間を積み重ねればよくなると思う」
―アジア大会ではどのような部分にこだわるか?
「自分はGKなので日本のゴールを与えないこと。中国は特に気持ちを入れてくると思うが、頭の中は冷静に。かつ闘志を出してやりたい」

●MF山口螢(C大阪)
「(前回の合宿以降)軽い腸炎もあり体調があまりよくなかった。練習やってなかったけれど、その割にはできたと思う」
―山村とのボランチコンビについて
「自分は前に出て行くところが特徴。自分が前にいくところで山村クンが上手くバランスをとってくれていた」
―アジア大会でこだわりたい部分は?
「前に飛び出して点に絡むプレーが持ち味なので、点に絡むことを目指したい」

●DF當間建文(鹿島)
「守備はもっと厳しくできたかなと。もっと前にいく場面を増やしたかった。もっとできたと思います。きょうやれたことが事前にチームでできていれば、ここで自分をもっと出せたと思う。切り替えてやりたい」
―チームの雰囲気は?
「雰囲気はいい。楽しくやれていると思う」
―アジア大会へ向けて
「スタメンで出て、初戦の中国戦からチームに貢献すること」
―この世代全員にとってオリンピックは大きな目標となる
「オリンピックはみんなが目指している大会。今のままでは全然ダメ。明日からもっとレベルアップする」

(取材・文 吉田太郎、西山紘平、矢内由美子、片岡涼)

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