ガンバ大阪が大宮のブラジル人FWラファエルの獲得に動くと、28日のスポーツニッポンが報じている。移籍金など総額約4億円の費用が必要と見られるが、ラファエルは長身のうえに足下の技術、そしてスピードも備えており、G大阪にはいないタイプ。覇権奪回のため、正式オファーを提示する準備を進めているという。

　ラファエルは今季開幕・C大阪戦で右太腿裏肉離れを負うなど出遅れたが、ここまでリーグ戦16試合出場5得点の成績を残している。助っ人としては飛び抜けた数字とはいえないが、決して強豪とはいえないチームでの5得点だけに、パスが出てくるG大阪なら倍の二桁得点も期待できる才能を持っている。

　また報道によると、千葉MFアレックスも補強リストに入っているという。今季は外国人補強に失敗して苦い思いをしているが、安定感のある“国内組”を加入させ、来季のさらなる飛躍につなげたい考えのようだ。

(文　近藤安弘)