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[AFC U-16選手権]日本、準決勝で北朝鮮に敗れる

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 ウズベキスタンで開催中のAFC U-16選手権は4日、準決勝を行い、U-16日本代表はU-16北朝鮮代表と対戦。1-2で敗れ、2大会ぶりの優勝を逃した。北朝鮮は7日の決勝でウズベキスタンと対戦。敗れた日本だが、今大会で上位4チームに入ったため、11年に行われるU-17W杯メキシコ大会出場を決めた。

 ここまで4試合で失点1という堅守で4強へ駒を進めた日本。だが、この日は序盤の連続失点でリズムを崩してしまった。前半4分にFKのこぼれ球をMFチュ・チョンチョルに決められると12分には左クロスから最後はMFパク・ミョンソンに押し込まれて再び失点。afc.comによると吉武博文監督も「前半を、特に立ち上がりを振り返ると、我々の守備陣はかなりのストレス下にあったので、通常のプレーができなかった。だから、2失点を喫してしまい、試合の最終結果に影響した」と悔やんでいたが、日本にとってこの2失点が最後まで重くのしかかった。

 攻めるしかない日本は33分にMF望月嶺臣(野洲高)、43分にはFW松本昌也(JFAアカデミー福島)と前半だけで2選手を投入。攻撃姿勢を強めて徐々にペースをつかむと後半15分、望月からのパスをPA付近で受けた松本がターンからゴールを奪い、1点差に詰める。なかなかシュートまで持ち込めなかった流れも徐々に変えた日本は、準々決勝・イラク戦で2得点のエースFW南野拓実(C大阪U-18)や同試合で決勝点を決めたMF秋野央樹(柏U-18)がゴールへと迫った。

 だが、必死の守りを見せる北朝鮮は同点ゴールを許さず2-1で試合終了。06年決勝の逆転負けの雪辱を果たした北朝鮮が、2大会ぶりとなる決勝進出を決めた。

(文 吉田太郎)

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