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若手とベテランが融合した新生レイソル、茨田「ここがスタートライン」

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[11.7 J2第33節 柏3-0岐阜 柏]

 新生レイソルの象徴的存在だ。MF茨田陽生が8試合連続の先発出場で柏レイソルのJ1昇格に貢献した。柏U-18から今季昇格したルーキーはここまで22試合出場3得点。特にシーズン終盤は2列目、あるいはボランチとしてチームに欠かせない選手にまで成長した。

 10月11日の天皇杯3回戦でプロA契約締結の条件となる公式戦出場時間を満たし、プロC契約からA契約に移行した。「A契約の出場時間に到達して、試合に絡んでいるという印象はあったし、その中で昇格を決められたというのは自信になる。(シーズンの)最初のころは試合に絡むことが目標だった。大満足の1年です」。あどけない表情に笑みが広がった。

 茨田だけではない。同じく柏U-18出身で2年目のFW工藤壮人は前半戦のキーマンとしてチームを牽引。2ケタの10得点を記録し、柏に新たなストライカーが誕生したことを印象付けた。同期のDF酒井宏樹も要所要所で主力選手の不在時に穴を埋め、この日も右SBでフル出場。昇格決定の瞬間をピッチで迎えた。

 茨田自身、同世代の活躍に刺激を受けてきた。「近い年齢の選手にはライバル意識を抱くし、そこで競争していることがチームのプラスになっていると思う」と胸を張る。ベテランからルーキーまで、うまく融合したのが今年の柏だった。MF大谷秀和も「若い選手が出てくることはチームの活性化につながる」と言う。チームは理想的な形で進化を遂げた。

 「やっとスタートラインに立ったかなと思う」。J2でプレーすることが目標ではない。J1の舞台でレギュラーとして活躍しなければ意味はない。茨田は「U-19世代でも(原口)元気クンとかはJ1で活躍しているし、宇佐美もそう。自分もJ1でしっかり活躍したい」と力を込めた。

 工藤はアジア競技大会に出場するU-21日本代表に招集され、昇格に立ち会うことはできなかったが、ロンドン世代に含まれる選手は他にも数多くいる。「五輪も目指して頑張っていきたい」と茨田。J2からJ1、そして世界へ。19歳のルーキーはさらなる高みを見据えている。

(取材・文 西山紘平)

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