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[アジア大会]U-21日本代表、初戦で開催国中国を3-0と圧倒

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[11.8 アジア大会GL第1戦 U-21中国代表 0-3 U-21日本代表 広州]

 U-21日本代表は8日、中国・広州で行われている第16回アジア競技大会GL・A組初戦で開催国のU-21中国代表と対戦。厳戒態勢の中で行われた試合は、日本が山崎亮平(磐田)、永井謙佑(福岡大)、そして鈴木大輔(新潟)の得点で3-0と完勝を収めた。

 日本は4-5-1システム。GKは安藤駿介(川崎F)、DFラインは右から鎌田翔雅(千葉)、鈴木、薗田淳(川崎F)、實藤友紀(高知大)。ダブルボランチには主将の山村和也(流通経済大)と山口螢(C大阪)が並び、右MFに水沼宏太(栃木)、左MFに山崎、トップ下に東慶悟(大分)、そしてワントップは永井が務めた。

 試合は序盤から日本が積極的に仕掛ける展開となった。前半2分には永井が相手陣内でボールを奪い、左サイドからゴール前にパス。飛び込んだ東のシュートはミートせず右に外れた。同10分には左サイドでボールを受けた山崎が中央に切り込みミドルシュートを放つと、惜しくもサイドネットとなった。

 しかし、その直後に日本が先制する。中盤の空中戦で山村が競り勝つと、拾ったボールを永井がワンタッチで前線にスルーパス。抜け出した山崎が豪快に決め、均衡を破った。

 ホームの中国も左サイドを中心に反撃を試みる。そして前半43分、決定的な場面を迎える。スルーパスに抜け出したワン・ユン・ロンがPA内に入ってシュートを放つが、これはGK安藤が好セーブを見せた。

 後半に入ると、日本は狙われていた右SBの鎌田をベンチに下げ、前半は左SBだった實藤が右に回り、比嘉祐介(流通経済大)が左SBで投入された。

 後半開始直後は中国が怒涛の攻撃を展開する。チャン・ツァンのシュートを皮切りに、ソン・ボスアンがヘディングシュートでゴールを狙うも、僅かにゴールを外れた。

 中国の攻勢をしのいだ日本は、理想的な追加点を挙げることに成功する。後半13分、右サイドを突破した東がゴール前にクロスを上げると、GKが弾いたボールを永井が押し込みリードを2点に広げた。

 さらに後半20分、中盤のFKから水沼がゴール前にクロス。これを飛び込んだ鈴木がダイビングヘッドで決め、駄目押し点を挙げた。

 その後は日本DF陣がGK安藤を中心に中国の反撃を封じ、完封勝利。日本は開催国相手に3-0と理想的なスタートを切ることに成功した。

 日本は次戦、10日にマレーシアと対戦する。

[写真]勝利を収めたU-21日本代表

(文 宝田雅樹)

第16回アジア競技大会特設

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