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京都が柳沢の退団とその経緯を発表

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 京都サンガF.C.は10日、元日本代表FW柳沢敦と来季の契約を更新しないこと、またその経緯などを発表した。「サポーターの皆様へ」と題され、異例の声明文が出された。

以下、クラブ発表の声明文

 柳沢選手との契約が今シーズン(2011年1月31日)で満了するにあたり、柳沢選手の来シーズン以降のことについて様々な可能性を踏まえ、クラブと本人とで話し合いを行いました。その結果、柳沢選手と弊クラブは2011年2月1日以降の契約を締結しないこととなりました。

 弊クラブでは、2008年から3年間を目処に、上位進出を狙えるチーム創りを目指し、積極的な選手補強を進め、チームの強化に取り組んでまいりました。その一環として、柳沢選手は、クラブビジョンに賛同し2008年2月1日、鹿島アントラーズから弊クラブに移籍し、それ以来、文字通りチームの大黒柱の一人として、ピッチ内ではもちろんのこと、ピッチ外においても若手選手の模範となってチームを牽引してきてくれました。

 そのような柳沢選手の貢献もあり、チーム内では若手選手が台頭し、選手層における活性化が進んでまいりました。しかし、今シーズン、チームが思うような成績が出せていない現状を踏まえ、来シーズンからは一部では選手の若返りを図ることとし、新たなチーム創りを行っていくことと致しました。今後とも引き続き、ご声援賜りますようお願い致します。

 この3年間の柳沢選手のチームへの貢献に対し、改めて感謝すると共に、今後の活躍を心から願っております。なお、柳沢選手は現役続行を希望しており、移籍先につきましては決定次第、ご報告させていただきます。

株式会社京都パープルサンガ
代表取締役社長 今井浩志

以上

(文 近藤安弘)

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