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千葉が逆転勝ちで連敗ストップ、福岡との勝ち点差を詰める

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[11.14 J2第34節 東京V1-2千葉 味スタ]

 4位東京ヴェルディと5位ジェフユナイテッド千葉の昇格争い直接対決は、千葉が2-1の逆転勝ちで連敗を3で止め、大きな勝ち点3を手にした。順位を4位に上げるとともに、この日引き分けた3位福岡との勝ち点差は7から5に。残り4試合での逆転昇格へ望みをつないだ。

 前半は完全に東京Vのゲームだった。前半7分、FW平本一樹がMF柴崎晃誠とのワンツーからゴール前に抜け出し、先制点。その後も再三チャンスをつくったが、最後の精度を欠き、追加点を奪えない。

 すると、千葉は後半15分、相手の意表を突くショートコーナーからMF佐藤勇人の右クロスを逆サイドのDFアレックスが蹴り込み、同点ゴール。これで流れがガラリと変わった。

 後半26分、中盤のセカンドボールを拾った佐藤勇がドリブルで前に運ぶと、DF3人に囲まれながらPA手前から右足つま先でシュート。これが右ポストを弾いてゴールマウスに吸い込まれ、決勝点になった。

 目の前のライバルを蹴落とし、3位福岡に勝ち点5差に迫った。クラブによると、江尻篤彦監督は「このゲームをひっくり返すことができ、最後にしっかりと逃げ切ったということは、まだまだチャンスはあると思っている」とコメント。残り1枠を懸けた昇格争いは最後の最後までもつれ込みそうだ。

(文 西山紘平)

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