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[アジア大会]永井2発!日本が8強進出!

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[11.16 アジア競技大会決勝T1回戦 日本 5-0 インド 中国・広州]

 第16回アジア競技大会(中国)に出場中のU-21日本代表は16日、決勝トーナメント1回戦でインドと対戦し、5-0で大勝した。

 日本は開催国の中国を3-0で圧倒するなど、グループリーググループAを8得点無失点で3連勝。1位で決勝トーナメントへ勝ち上がってきたのに対し、グループDでカタールとクウェートに敗れて1勝2敗の3位だったインドは、各グループ3位の成績上位に食い込み、何とかグループリーグ突破を果たしていた。
 
 日本の先発はGKが安藤駿介(川崎F)で4バックは右から實藤友紀(高知大)、鈴木大輔(新潟)、薗田淳(川崎F)、比嘉祐介(流通経済大)。中盤は山村和也(流通経済大)と山口螢(C大阪) のダブルボランチで右が水沼宏太(栃木)、左に山崎亮平(磐田)が入り、トップ下が東慶悟(大分)。永井謙佑(福岡大)が1トップを務める4-2-3-1システムの日本は序盤からインドを圧倒する。

 日本は前半17分、山口のスルーパスに反応した永井が抜け出し、GKの右横を抜く右足シュート。先制に成功すると28分には東のシュートのこぼれ球を山崎が押し込みリードを広げる。さらに前半終了間際には左サイドの比嘉のサイドチェンジを右サイドで受けた東がダイレクトで折り返し。これを山村がダイビングヘッドで合わせて3点差とした。

 後半6分にも中央PA外の東のスルーパスに絶妙なタイミングで飛び出した永井が加点。セーフティーリードを奪った日本は12分に永井と實藤に代えてMF登里享平(川崎F)とDF鎌田翔雅(千葉)をピッチへ送り出す。攻撃の手を緩めない日本は17分にも右サイドから崩して最後は東のラストパスから水沼が今大会初ゴールを決めた。

 日本は22分、東に代えてMF黒木聖仁(C大阪)を投入。交代枠を使い切った後は、GKをかわした山崎のシュートがDFにブロックされるなど追加点こそ奪うことができなかったが、大量リードにも気を緩めなかったGK安藤がビッグセーブで失点のピンチを防ぐなど得点を許さず。5-0でベスト8進出決めた。

 サイドチェンジや縦パスでの受け手と出し手との連係が高まっている印象の日本。4試合連続の無失点とディフェンス面でも安定した戦いを見せている。初Vへこのまま走りきることができるか。日本は19日の準々決勝でタイと対戦する。

(文 吉田太郎)
第16回アジア競技大会特設

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