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全日本大学選抜が始動!!山村が負傷するアクシデントも

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 2011年に中国で行われる「第26回ユニバーシアード競技大会」での優勝をめざす全日本大学選抜が、12日から行うチャイニーズ台北遠征に先立ち、10日に東京・赤羽スポーツの森公園競技場で練習を行った。

 同選抜は明日11日に日本・韓国大学選抜サッカーフェスティバルで全韓国大学選抜と試合を行い、翌12日にはチャイニーズ台北入り。現地のA代表、U-23代表チームと試合を行う。

 今夏に行った同選抜のトルコ遠征から大きくメンバーの変動があり、U-19日本代表組のDF田中優毅(日本体育大2年=四日市中央工高)とMF藤田息吹(慶應義塾大2年=藤枝東高)、MF六平光成(中央大2年=前橋育英高)らが新たに加わった。

 初日となったこの日は、室内で1時間弱にわたるミーティングを行った後、約2時間に渡って練習に励んだ。最初のランニングでは、トルコ遠征時に主将を務めたMF宮阪政樹(明治大3年=F東京U-18)がスタッフの指名を受けて先頭を走り、ストレッチでは「駒大いこうぜ!」と選手たちからの指名を受けてFW山本大貴(駒澤大1年=ルーテル学院高)を中心に“駒澤大仕様”のストレッチを行った。

 その後の練習もDF比嘉祐介(流通経済大3年=流通経済大柏高)らがチームを盛り上げ、終始なごやかに行われた。招集後わずか1日で行う明日の試合へ向けての準備は整ったようだ。

 練習中、着地に失敗したMF山村和也(3年=国見高)が右足首を捻挫。途中で練習を引き上げるアクシデントがあったが本人は「ひどくはないので、明日は大丈夫だと思います」と軽症をアピールした。

 これまで、全日本大学選抜ではCBとして出場することが多かった山村だが、明日はU-21日本代表時と同じくボランチでの出場が濃厚。中野雄二監督も「DFには新たに選抜入りした選手がいるので、他のCBでやってみて問題なければ山村はボランチ。もし不安があるようだったら、台湾での何試合かでは山村をCBで使います」と話した。

 始動日の練習を受けて中野監督は「上手い選手が多いので自分たちのリズムでサッカーがやれたときは、様々なバリエーションやアイデアでやれるだろうなという手応えはある」と語った。

 9日に行われた試合では関東大学選抜が全韓国大学選抜に4-0の快勝を収めている。“全日本”としては貫禄をみせつけたいところだ。試合は明日11日、13時から東京・赤羽スポーツの森公園競技場(入場無料)で行われる。

[写真]全日本大学選抜メンバー

(取材・文 片岡涼)

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