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大阪合宿は10人でスタート?予備登録、U-21代表から"練習要員"で緊急招集も

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 アジア杯に出場する日本代表は27日から31日まで大阪で合宿を行うが、天皇杯出場組や海外組の選手は段階的に合流することになった。

 25日の天皇杯準々決勝で敗退したチームの選手は29日から、29日の同準決勝で敗退したチームの選手は1月2日の再集合日から合流。天皇杯決勝進出チームの選手の合流日は未定だが、1月3日にカタールへ向けて出発する代表チームとは別に、遅れて現地入りする可能性が高い。

 準々決勝まで勝ち残っているチームの選手でアジア杯メンバーに招集されたのは、清水のFW岡崎慎司、MF藤本淳吾、MF本田拓也、鹿島のDF岩政大樹、DF伊野波雅彦、浦和のMF柏木陽介、MF細貝萌、G大阪のMF遠藤保仁、F東京のGK権田修一、DF今野泰幸の10人で、彼らは遅れて合流することになる。

 また、海外組では、21日に国内カップ戦があったDF内田篤人(シャルケ04)は前日23日、22日に国内カップ戦があったMF長谷部誠(ボルフスブルク)は今日24日に帰国したばかりのため、コンディション面を考慮し、29日から代表に合流予定。GK川島永嗣(リールス)は26日にアンデルレヒト戦、29日にウェステルロー戦を控えており、1月4日に現地で合流する。

 27日の代表集合日にそろうのは、上記の13人を除いたGK西川周作(広島)、DF長友佑都(チェゼーナ)、DF槙野智章(広島)、DF吉田麻也(VVV)、DF酒井高徳(新潟)、MF松井大輔(トム・トムスク)、MF本田圭佑(CSKAモスクワ)、MF香川真司(ドルトムント)、FW前田遼一(磐田)、FW李忠成(広島)の10人になる見通し。これにはアルベルト・ザッケローニ監督も「唯一、残念なのは、カレンダーの影響で、すべての選手が国内合宿から自分の手元にいないこと。チームをつくり上げる大事な時期なので残念」と表情を曇らせた。

 人数的に紅白戦を行うことも難しいため、原博実技術委員長は「50人の予備登録選手や関塚監督が率いたアジア競技大会のメンバーも加えて国内のキャンプをやりたいと思っている。何人か集めて、(23人で)ケガ人が出た場合には、これまで体をつくってきてくれた選手を加えてカタールに行きたい」と説明。本登録メンバー23人から漏れた予備登録27人、さらには11月に開催されたアジア競技大会で優勝したU-21日本代表から急きょ“練習要員”として招集する異例の事態となりそうだ。

▼予備登録メンバー50人はコチラ、アジア競技大会メンバーはコチラ

(取材・文 西山紘平)

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