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川島のサウジ戦出場停止が確定、原委員長は「認識が甘かった」と釈明

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 日本サッカー協会は15日、17日のサウジアラビア戦でGK川島永嗣(リールス)が出場停止となることを明らかにした。この日、アジアサッカー連盟(AFC)から正式に通達があり、13日のシリア戦で退席処分を受けたステファノ・アグレスティコーチもベンチ入り停止となる。

 ただ、規律委員会がまだ開かれていないため、出場停止の試合数は現時点で未定。最低1試合の出場停止が確定しただけで、規律委員会の裁定によっては2試合以上になる可能性もあるという。

 通達を受け、この日午後2時半にはAFCへ事情説明のレターを提出した。協会広報は「通常の規律委員会、出場停止の手続きと同じように、レターで選手側の事情を説明した。川島もボールにいこうとしたし、相手もそうだった。(倒したことは)故意ではない、ということを書いた」と説明。悪質なファウルではないことを主張し、出場停止を1試合にとどめてほしいという意味合いだ。

 試合終了後2時間以内という期限内に提出できなかったことについて原博実技術委員長は「認識不足もあって、混乱を招いてしまい、申し訳ない。協会として認識が甘かったと言われれば、その通りです。教訓にして、今後はこうしたことがないように協会としてしっかり対応したい」と釈明した。期限内に意見書を出していたとしても、川島の退場が取り消され、出場停止がなくなっていたということはないだろう。それでも日本協会の対応に落ち度があったことは否めない。

 原委員長は「いつ規律委員会が開かれるのか分からないが、できるだけ早くやってほしい、(出場停止の試合数が)決まったらすぐに連絡してほしいというお願いはしている」と説明。今は川島の出場停止が1試合にとどまることを願うだけだ。

(取材・文 西山紘平)

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