第89回全国高校サッカー選手権大会で初優勝した滝川二(兵庫)が22日、学校所在地の神戸市内で優勝パレードを行った。23日のデイリースポーツによると、神戸市最大の繁華街・三宮ではブラスバンドを伴ったパレードを実施。約1000名の人たちが選手たちを祝福したという。

　滝川二にとっては初優勝だが、兵庫県勢72年ぶりの優勝と合って、地元の人たちも興奮&感動が覚めない様子。熱烈な歓迎に栫裕保監督は「地元の声援が選手の大きな力になった」と改めて感謝の思いを口にした。

　もっとも注目を浴びた一人が、大会得点王を獲得し、J1清水に内定したFW樋口寛規。21日は清水の新体制会見に参加したが、戻ってきて仲間たちと至福の時を過ごした。清水は24日から始動するため、またすぐに地元を離れるが、報道によると「プロになる以上、1年目も関係ない。来年のロンドン五輪も目標になるが、早くJ1で試合に出られるように」と闘志を燃やしていた。

(文　近藤安弘)

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【特設】高校選手権2010