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「夢みたい」、今野がバースデーゲームで完封誓う

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 バースデーゲームを勝利で飾る。日本代表DF今野泰幸(F東京)はアジア杯準決勝・韓国戦が行われる25日が28歳の誕生日。1月はシーズンオフということもあり、誕生日当日の試合について「ないですね。だいたい代表の練習で、試合はめずらしい」と言う。「子供のころから見ていた代表の試合を誕生日にできることなんてなかなかないし、夢みたいですね」と目を輝かせた。

 韓国戦はDF吉田麻也が出場停止となるため、今野とDF岩政大樹がCBを組む。17日のサウジアラビア戦はGK川島永嗣を出場停止で欠き、21日の準々決勝・カタール戦はDF内田篤人が不在だった。3試合連続で出場停止選手を抱える守備陣。その中で今大会全試合に先発しているのは今野とDF長友佑都の2人だけ。特にCBの今野には最終ラインの統率という重要な役割もある。

 「韓国の攻撃は流動的だし、ポジションチェンジもしてくる。しっかりズレないように、声をかけ合いながらやっていきたい」。昨年10月12日のアウェー韓国戦はDF栗原勇蔵とのコンビで完封に抑えている。当時はMFパク・チソンがケガで欠場していたとはいえ、嫌なイメージはない。

 「負けたら最悪の誕生日になるけど……」。そう苦笑いした今野は「勝って誕生日を自分で祝いたい」と力を込めた。韓国を完封し、決勝への切符をもぎ取る。それが自分自身への最高のバースデープレゼントになる。

[写真]練習後、報道陣の取材に応じるDF今野泰幸

(取材・文 西山紘平)

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