beacon

日本vsオーストラリア 試合後の選手コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
[1.29 アジア杯決勝 日本1-0(延長)オーストラリア カリファ]

 日本代表は29日、アジア杯決勝でオーストラリアと対戦。0-0のまま2試合連続の延長戦となった死闘は、延長後半4分、途中出場のFW李忠成(広島)が劇的な決勝点を決め、日本が1-0で競り勝ち、2大会ぶり4度目の優勝を飾った。
以下、試合後の選手コメント

●FW李忠成(広島)
「試合に出られなくて、モチベーションを保つのは難しかったけど、絶対に自分にチャンスが来ると信じていた。スタッフや監督、チームメイトに助けられた。チーム一丸となって臨んだ結果だと思う」
―ゴールシーンは?
「ニアに動いたら相手が食い付いてきたので、ファーに逃げた。(長友)佑都がいいボールを上げてくれた。トラップしようかと思ったけど、トラップしたらダメだと勘が働いた。この舞台で、あんなきれいなゴールはもう決められないと思う」
―監督と抱き合っていたが?
「スタメンの11人だけでなく、ベンチの選手も結果を出せることを証明したかった。僕はまだスタメンは1回もない。これからの目標はスタメンで出ること。そのために練習から日々アピールしていきたい」
―弓矢のパフォーマンスを見せたが?
「僕は広島の選手なので、広島ならではのパフォーマンスをやろうと」
―モチベーションを保てた理由は?
「フィジカルコーチとか表には出ないスタッフの人たちの気遣い、言葉遣いでモチベーションを保てた。このチームで大会に臨めたことを幸せに思う。最高のメンバーで戦った結果、最高の結果が出たと思う」
―どんなことを言われていた?
「絶対にお前の出番が来ると言われていた」
―監督から言われていたことは?
「練習中から『すごくいいプレーをしているから気持ちを保ってやれ』とずっと言われていた」
―指示は?
「何か言われたけど、覚えてない(笑)」
―自分がプレーすることを考えていたのか?
「ずっと想像していた。ヨルダン戦から想像していた。初戦は硬くて、思うように動けなかった。絶対にこの大会でもう1回、自分にチャンスは来るとずっと信じ続けてきた。4試合出られなくて最後の最後にチャンスが来てよかった」
―日韓戦に出られなかったことで決勝にはまた違った思いがあった?
「僕にとって日韓戦は特別だけど、この決勝も特別だった」
―日本人になってよかったという思いは?
「日本の文化の中で育ち、韓国の文化の中でも育ったけど、日本代表のメンバーとともにアジア杯で優勝することができて最高の気持ち」
―ピッチに立ったときの気持ちは?
「自分のプレーをやるしかないと思った。思い切りよくやろうと思った。思い切りよくあのシュートも打てた」
―外したらどうしようと思わなかった?
「浮いたときに思った。外したら記者さんに何か言われるだろうなと(笑)。でも、一か八か、自分を信じて振り抜いた結果」

●FW岡崎慎司(清水)
―決めるチャンスもあったが?
「今大会は(長友)佑都から3回ぐらい(クロスが)来て、全部外して、毎回、試合後に謝っている(笑)」
―ダイビングヘッドは惜しかった。
「練習しないと。(首の)ひねり過ぎが癖になっている。今大会は何かズレていて、ずっとズレたままだった」
―苦しい展開だったが?
「みんな疲れていて、足が出ない感じだった。逆にオーストラリアはがんがん来ていた。相手はサイドで数的優位をつくって、つないできた。もっとロングボールを蹴ってくると思っていたから戸惑った」
―藤本との両サイドの関係は?
「いつもやっている感じでやれたけど、みんな前に力が入らなかった。チーム自体が動けてなかったし、(藤本)淳吾さんもかわいそうだった。孤立させてしまったし、チームで連動できなかった。自分たちが支配している時間が少なかった」

●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
「優勝したことは気持ちいいし、そのことに関してはチームのみんなに満足している。みんなの力がなかったら優勝できなかった。充実した3週間だった」
―優勝できた要因は?
「いろいろな要素がある。チュンソン(李忠成)があそこで決める決めないは個人の能力。そういう選手が出てきた。ギリギリの状況で必要だった。それが優勝できた要因だと思う」
―自分のプレーは出せた?
「自分が見せたかったものはあまり見せられなかった。悔しさも個人的には残っている。またチームに戻ってやっていこうと。すべてのアタックにおいて個々を高めていく。それだけです。世界のトップの選手と争って勝つには、今後の課題としてそこがハッキリしている」
―足りないところを再確認できた?
「そうですね。全試合を通じて圧倒したかった。なのに全部がギリギリで、全部が周りの力に助けられた。俺個人が目指す理想はそういうものじゃない。今度、こういう大会で優勝するときは『俺が優勝させた』と心の底から言えるように、自分自身が成長しないといけない。チームをもっともっと個人的なプレーで救えるようになりたい」
―MVPについては?
「僕自身に贈られたものではなく、チームのみんなに贈られたもの。そういう大会だったと思うし、このMVPをチームメイト、スタッフのみんなに捧げたい」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―最後はぎりぎりのところで耐えたが?
「韓国戦も最後に追い付かれた。それはみんなも分かっていたし、集中が途切れないように、ボールが止まったときに声をかけた」
―ゴールシーンは?
「右SBの8番(ウィルクシャー)がバテバテで。相手のDFはそんなにいい選手じゃなかったし、(長友)佑都が持ったらどんどん1対1を仕掛けろと言っていた。オカ(岡崎)のヘディングもそうだし、いい形をつくれていた」
―後半途中から長友が左MFに上がった。
「あそこで1対1を仕掛けられる選手がいれば、相手のDFはそんなに強くないし、あれがいい形だと思った。今ちゃん(今野)が後ろにいれば、守備ブロックもつくれるから。後半の最後とか延長は、仕掛ける選手が相手にとっては一番嫌。それは佑都も分かっていた」
―04年の優勝と喜びの種類は違う?
「前回も前回でうれしかったし、今回もうれしい。比べようとは思わない。中国大会も厳しい大会で、アウェーの中で優勝した。今回も10人の試合が2回あったし、開催国とも戦って、韓国、オーストラリアにも勝って優勝した。今回は今回でうれしい」
―チームの成長を感じた?
「劣勢に立たされながら勝ち切るというのは、今までの代表チームにはなかなかなかった。準決勝、決勝と厳しい試合を勝ち切れたのは成長した証拠だと思う。若い選手はメンタル面でも代表の難しさや重みを感じられたと思う。これを次につなげないといけない」
―1ヵ月近く合宿が続いて、監督のやり方も理解できた?
「まだ100%じゃないけど、チームとしてどう戦いたいかは分かった。でも、まだこれから。DFはコンパクトにして、ボールとカバーリングの意識を強くして、本当に分かりやすい。シンプルにサッカーを考えられる。そこに自分たちの良さを加えている」
―監督と抱き合って喜んでいたが?
「監督に優勝をプレゼントしてあげたいとチームみんなで思っていた。監督も『おめでとう』と言ってくれたし、そういう信頼関係があった。でも、これに満足せず、課題も見えたし、より高い意識を持ってやっていきたい」

●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
「日替わりで、試合ごとにヒーローが替わる。あまり試合に出られなかった選手が結果を出す。そういうのがあって優勝できた」
―苦しい展開だった。
「相手は放り込んでヘディングで競り勝ってというサッカー。向こうはそんなに体力を使わないから、できるだけ走らせようと思っていたけど、自分たちの方が体力的にきつくて、決していいサッカーはできなかった」
―李忠成が決勝点を決めたが?
「チュンソン(李忠成)もほとんど試合に出ていなかった。そういう選手が試合に出て、結果を出して、総力戦で勝ったことがうれしい」
―岩政が入って落ち着いた?
「相手はヘディングが強いし、岩政さんをあそこに当てるのはいい策だなと。結果的にゼロで抑えられたので。岩政さんはヘディングが強いので、こぼれ球をボランチの選手が拾わないと厳しい。DFに近いところでプレーした」
―今までは逆転が多かったけど、決勝で完封した。
「先制されても追い付いて、逆転してきていた。先に失点しないことに越したことはないし、ゼロに抑えられたのは良かった」
―アジアレベルではない相手だったが?
「フィジカルの部分は競り合いで負けていたし、もっともっとレベルアップしないといけない。アジア杯で優勝したからといって、世界で勝てる保証はない。そこはみんな分かっている」
―守備の狙いは?
「1対1をつくらせず、サンドしてというのを考えていた。攻撃ではもっと連動性があってもよかった。ボール回しが遅かった。どこかで変化を付けないと。個人的にも、もっともっと動かないといけない。世界には守備をしながら前に行ける選手はたくさんいる。もっといいところに顔を出さないと、世界では勝てないと自分自身、思った」
―優勝の要因は?
「最初に集まったとき、若い選手にはお客さん感覚のところがあった。そこをみんなで変えていこうと。まだ甘い部分はいっぱいある。でも、今大会で間違いなく成長した。ここでやめず、続けてほしい。アジア杯優勝は頂上じゃない。みんながクラブに帰って、高い意識でやってほしい」

●MF藤本淳吾(名古屋)
「相手は体がでかくて、胸ぐらいに自分の頭があって、どうしようかと。守備では絞って、外へ外へという対応だけを気を付けてやった」
―この大会で得たものは?
「この大会で感じたことを、今後の練習や試合で出していきたい。今は優勝して興奮しているし、冷静になってから、思い出しながらしっかりやっていきたい」

●DF長友佑都(チェゼーナ)
「1対1には自信を持って挑めていたし、スピードでも絶対にかわせると自信を持っていた。あとはいいボールを上げれば、点は取れると思っていた」
―決勝アシストの場面は?
「相手が疲れていて、ボールウォッチャーになっていたので、チュンくん(李忠成)の前に入る動きから後ろにスーと抜ける動きで決まったかな。あれですべてが決まったかなと思う。動きが全部見えていたわけじゃないけど、ニアにだけ引っ掛けないようにと思っていた」
―途中からポジションが上がったが?
「守備をしながら点を取りにいくというポジションだった」
―監督から事前に何か言われていた?
「言われてない。3バックのときは高い位置でやっていたが、4バックであのポジションは初めてだった」
―ポジションが変わって攻撃の意識が高まった?
「スイッチになった。最初はバタバタしていて、どうなるかと思っていたけど、自分もいろいろ学んで攻撃に自信を持っていたし、しっかりやれば得点に絡めると思っていた」
―交代のときに選手や監督といろいろと話していたが?
「だれがどこに入るのかを監督と話した。今ちゃん(今野)をボランチに上げるという話だったけど、中で話し合った結果、今ちゃんを左SBにして、俺を上げる方がいいんじゃないかということになった。監督から話が来たあと、選手で話して今ちゃんを左に持っていく方がいいと監督に言って変えた」
―戸惑いは?
「僕らの考えだったのでスムーズにできた。今ちゃんがボランチはきついけど、SBならという話だったので。今ちゃんの状態を見ながら、監督もそれならしょうがないという感じだった」
―前半は耐える時間が多かったが?
「これがこの大会の僕らの成長だったと思う。相手がどういう状況であれ、僕らのスタイルは我慢して崩さない。ぎりぎりの戦いを1戦目から経験していたので、僕らも慌てずにやれた。ちょっとバタバタしていて、もっとつなげる部分もあったと思うから、ハーフタイムのときにもっとつながないと勝てないとみんなで話し合ってやった。もっともっといいサッカーがしたかった。入り方がちょっと固かった。相手のフィジカルとロングボールにちょっとのまれた」

●DF吉田麻也(VVV)
「こういう経験ができることは何回かしかないと思うので、もっともっと上に行けばそういう戦いができると思うし、さらに強い相手とやるためには僕が代表に入り続けないといけない。ここまではなんとか入ってきたけど、代表は入り続けることが一番難しい。チームに戻っても積み重ねてやっていくだけ」
―最後にボールを蹴り出したときの心境は?
「最後はやばかった。後半ロスタイムが長かった」
―ケーヒル、キューウェルとのマッチアップは?
「ケーヒルはすごかった。キューウェルは分からないけど。ボランチとFWの選手がボールを動かして、前半のうちに疲れさせようということだったけど、結果的に2人とも交代したので。ケーヒルはあの身長であれだけ強いというのは、プレミアでやっているだけあると思った。僕がそういう舞台にいきたいのであれば、もっともっとあれくらいの意識を持って勝たないといけない。結果に満足せずにやっていきたい」
―ケーヒルは強かった?
「強い。骨格が違うから。それを言ってもしょうがないけど」
―緊張した?
「毎試合、緊張感はある」
―前半30分過ぎから慣れてきた?
「あのボール回しをもっと早くからやらないといけなかったけど、なかなかおさまらなくて落ち着かなかった。前半30分過ぎからのボール回しで、かなり相手も疲れたと思う。ボールを回しているうちに、みんながこうやった方がいいと何となく分かってきた。それをやろうとはしていたけど、なかなかおさまらなかったし、相手もロングボールが多かったので、入りは難しかった」
―後半の布陣変更は?
「マサさん(岩政)が強いので任せた。あの形は初めて。練習でもあまりなかった。延長になったらあまりリスクを背負わずに入った」
―優勝という結果で見返すことができた?
「守備が良くなかったのは間違いない。それは受け入れるしかない。守備はそんなに急に良くはならないので、もっともっとやっていくしかない。今日に限って言えば、しっかり我慢できた」
―監督の求めるサッカーの理解は?
「ある程度のことは分かったけど、もっと詰めていかないといけない部分はある。コミュニケーションの部分でどっちが行くのかはっきりしなかったところもあったけど、それはやっていきながら改善していくしかない。ただ、この1ヵ月は密に練習できたと思う」
―自分の良さは出せた?
「そんなにやっていてストレスを感じることはない」
―日本のサッカーにない部分を教えてもらったと感じることは?
「体の向きについては若干あったけど、基本的には変わらない。Jリーグにも外国人監督はいるし、やっていて違和感はない」
―ケーヒルやキューウェルとやってみて感じたことは?
「競り合いにもっと強くならないといけないけど、強い相手に対してどう守るか、ビルドアップでどう疲れさせるかというのは勉強になった。体が強い分、ちょっと重いので守備ではあまり頑張らない。そこはボールを回していて感じた。ただ、ボールが入ると怖いので、こまめに詰めないといけない。個人的には全然競り勝てたと思っていないし、対峙した相手に勝てたとは思っていない。もっと自分のところに来たら、前に運ばせないくらいの選手になりたい」
―後半立ち上がりは劣勢の中、よく耐えていたが?
「ぎりぎりのところもあった。対応できないなりにも、セカンドボールだけは拾わせないように気を付けていたし、我慢できたと思う」
―長友が前に上がり、岩政が入ったことで押し返せた?
「そう思う。マサさんが本当に強い。練習で対峙していても嫌な相手なので。(長友)佑都くんが前に行ったことで相手のサイドは前に出てこれなくなったのはかなり良かった。優勝できたのはついていた部分もあったと思う」
―年末からの合宿で感じたことは?
「ボール回しの部分では、あれだけ上手いボランチがいればすごく楽になると思った。守備の面ではまだまだ先輩たちに付いていく部分、助けられる部分が大きくて、付いていくのがやっとというところも多いので、全体的にベースアップしていかないといけない」

●DF今野泰幸(F東京)
「オーストラリアは高さもあったし、技術もあった。運動量もあったし、前線にはいい選手がいた。強かった」
―途中から左SBに入ったが?
「びっくりした。でも『できるか』と聞かれたので『大丈夫』と答えて。それで監督もそうしたんだと思う」
―足を痛めていてボランチに入るのを断った?
「それは関係ない。痛めたときはやっちゃったかなと思ったけど、やっているうちに痛さも引いてきたので、これならいけると思った。痛さは関係ない」
―高さには苦労しながら無失点に抑えたが?
「最初はマークに付く意識があったけど、マークが付いているにもかかわらず、ふわっとしたボールに相手が頭を当ててきて、もう勝てないということが分かった。だから相手にやらせないことだけを考えた。飛ばせないとか、相手がジャンプした瞬間にちょっと体を当ててバランスを崩させて。後ろにボールをこぼして、それを拾うと頭を切り替えた」
―考えを切り替えたのはいつ?
「前半のセットプレーで2回くらいやられたときに、これでは勝つのは不可能だと思った。ファウルぎりぎりだったけど、跳ね返すのは難しかったので相手に触らせないように心がけた」

●DF岩政大樹(鹿島)
―途中出場だったが?
「昨日も僕だけスタメン組に入ってやっていたりもしたし、あるかなと思っていた。思ったより(出番は)早かったけど、前半、ハーフタイムから(アップのペースを)上げろと言われていたし」
―紅白戦で主力組に入っていた?
「ミニゲームはごちゃ混ぜでやっているから。セットプレーで(吉田)麻也と交代でやっていた。でも、麻也と代わるより、こういうことを想定していた」
―韓国戦の経験が生きた?
「あれを生かさなかったらバカでしかない。周りの選手は疲れていたし、ボールは全部僕のところに来いと思っていた」
―一度呼ばれて、いったん戻ったが?
「今ちゃん(今野)が足の状態が良くなくて、ボランチは厳しいと。最初は今ちゃんをボランチに上げて3ボランチ気味でという指示だったけど、今ちゃんが後ろじゃないと厳しいということでああなった」
―どういうプレーをしようと思っていた?
「前半からクロスに対してシュートを打たれていたし、体を当てても弾き飛ばされていた。それに対抗することを期待されているのは分かっていた。クロスが来ても体を付けて、いいシュートを打たせないようにした。それが(交代の)狙いだし、でないと自分が入らない。普通はDFラインをいじることなんてないから。自分のストロングポイントを出そうと思っていた。今大会は途中出場の方が良かった。途中出場に慣れてきたのかな(笑)」

●GK川島永嗣(リールス)
「今までタフな試合を戦ってきて、最後もタフな試合をものにできたことがよかった」
―何度もビッグセーブを見せた。
「クロスとかセットプレーで相手にチャンスが来ることはイメージしていた。クロスに対して躊躇なくプレーできた。最初は難しかったけど、いいプレッシャーをかけて、相手もやりづらくなった。ラインも上げて、ロングボールにも体を付けて、簡単にやらせなかった。最後の最後まで我慢してプレーできた」
―DFラインが毎試合変わったり、難しい大会だったが?
「今大会を通じて、自分自身、まだまだ経験しないといけないなと感じた。ミスもあるけど、それを引きずっていたら前に進めない。常にゴールを守るために、味方にぶつかっても、敵にぶつかっても、ゴールを守るためにプレーした」
―課題は?
「チームとして、今までと違って、攻撃ベースの中で守備をしないといけない。W杯のアジア予選もこういう流れの試合が増える。そこを意識してやっていきたい」
―最後に完封したが?
「数字もだけど、勝つことしか考えていなかった。1点がゲームを大きく左右するのは分かっていた。その意味でゼロで終われたのは良かった」
―大会を通じてチームが成長した?
「若いチームで臨んだことで、試合の中で経験のなさもあったけど、みんなでカバーする意識がすごいあった。頭では分かっていても、経験しないと分からないこともある。こういう大会を通して、もっともっと成長したい」

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
アジア杯2011特集

TOP