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U-22代表・山村に川崎F、千葉などがオファー、計8チームの争奪戦に

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 流通経済大のU-22日本代表MF山村和也(3年=国見高)が新たにジュビロ磐田FC東京ジェフユナイテッド千葉川崎フロンターレからオファーを受けていることが分かった。

 昨夏までに鹿島アントラーズ浦和レッズ横浜F・マリノス柏レイソルの4チームから正式オファーが届いており、現時点で合計8チームによる争奪戦となっている。

 山村は当初、今春までに進路を決める意向を示していたが、2月3日からU-22日本代表の中東遠征、3月にも全日本大学選抜の海外遠征があり、Jクラブへの練習参加の目処が立たない状況。このため、決断時期も夏以降にずれ込む見通しで、本人も「春までに決めたかった。予定通りにはいかないですけど、ある程度落ち着いてから、なるべく早く決めたい」と話している。

 進路先の条件として「なるべくJ1でやりたい」と明かしているが、千葉とF東京は今季J2で、来季の昇格を果たせるかどうかは今季の成績次第。F東京側もJ1に昇格できなかったらオファーは出せないという“条件付き”のオファーを提示しており、オファーを受けるチームが昇格や降格に絡んできた場合、進路決定がさらに秋以降にもつれ込む可能性もある。

 「自分が成長してW杯だったり、Jチームを介して、早く海外に行けるかとかも考えたい。海外でのプレーは1回はやってみたい」と、J入団後の海外挑戦も視野に入れているが、いまだに練習参加できていないため、現状は横一線。「チームのコンセプトを聞いて、自分の強化になるチームと、チームと自分の考えが合うところを選びたい。今回の(U-22)代表に行ったときに、選手たちからチームの雰囲気を聞きたいと思ってます」と、代表のチームメイトからも積極的に情報収集するつもりだ。

 今後はさらにガンバ大阪名古屋グランパスも正式オファーを出すことが予想され、山村争奪戦はさらに激しさを増しそうだ。

(取材・文 片岡涼)

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