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岩手出身の小笠原「何とか力になりたい」

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 東日本大震災の影響で茨城県鹿嶋市内の練習施設やホームスタジアムのカシマスタジアムの一部が破損した鹿島アントラーズが14日、同市内で3日ぶりに練習を再開した。

 地震で大打撃を受けた岩手県出身のMF小笠原満男も走り込みなど約1時間の練習に参加。小笠原は、盛岡市にある実家こそ大きな被害を受けなかったようだが、母校・大船渡高のある岩手県大船渡市の状況に不安が募る。スポーツニッポンweb版によると、震災によって多数の死者、行方不明者の出ている大船渡市には連絡が取れず安否不明の知人が多数いる模様。「いろいろな思いはあるけれど、安否確認をできる手段がないのが一番の問題。すぐにでも行きたいけど、無謀な行動もできない。何とか力になりたい」と歯がゆそうに話したという。

 また仙台市宮城野区に実家があるMF遠藤康も、地元で入院中の祖母と連絡が取れないということで、不安を抱えたままの練習参加となった。

(文 吉田太郎)

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