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柳沢や関口ら、「プレーで勇気を与えたい」

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 東日本大震災で大きな被害を受けて29日に全体練習を再開したベガルタ仙台は、31日にも仙台市・泉パークタウンで練習を行った。選手たちはサーキットトレーニングやミニゲームなどで90分ほど汗をかき、集まった約50人のファンから温かい声援を送られた。

 主将を務めるFW柳沢敦は練習後、「自分たちは被災地のクラブなのでその気持ちを強く胸に、できることをしていきたい。自分たちのプレーを見て一人でも多くの人に勇気を与えたいです」とコメント。

 Jリーグ選抜「TEAM AS ONE」の一員として「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」に出場し、30日には戻ってすぐ避難所を訪れていた関口訓充は、「子供たち、そして多くの被災された方々に夢を見続けていけるようなプレーをしてがんばっていきたい。避難所などにできるかぎり行って、皆さんに勇気を与えられるように考えています」と話した。

 同じくJ選抜として出場した梁勇基は4月23日のJリーグ再開と復興支援に向けて、「(広島との)第一戦でアウェーで引き分けという結果を出せたし、チーム自体もとても集中できて良かった。今回の災害で練習もできなかったが、仙台を盛り上げるためにも、自分たちが元気を出して、チーム一丸となってがんばっていきたい。今後も、サッカー以外の活動もどんどんやっていくつもりです」と意欲を語った。

 仙台はこのあと4月3日に関東へと移動し、22日まで千葉・市原、さいたまなどでキャンプを行う予定。

[写真]練習場を訪れたサポーターとの記念撮影におさまる柳沢主将

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