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チャリティーマッチから中2日、内田が88分間の“フル出場”

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 「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ」から中2日、シャルケ04の日本代表DF内田篤人が88分間の“フル出場”を果たした。

 3月29日に大阪・長居スタジアムで行われたチャリティーマッチに先発出場し、翌30日にドイツへ戻る過密日程の中、ラルフ・ラングニック新監督の初采配となった試合で攻守に奮闘した。

 立ち上がりから出場停止明けのMFファルファンとうまく連動し、右サイドを起点に再三チャンスメイク。前半10分に内田の右クロスのこぼれ球からMFバウムヨハンがシュートを放つと、同22分にも内田のくさびのパスを受けたFWエドゥーがファルファンにつなぎ、チャンスにつながった。1-0で折り返した後半はザンクトパウリの反撃に遭い、守備に追われる時間が長かったが、劣勢の時間帯も体を張って耐え続けた。

 試合は終盤に観客席からビールの入ったコップが投げ込まれ、副審の後頭部を直撃。シャルケが2-0とリードしていた後半43分に主審が試合の中止を決めるなど後味は悪かったが、新監督初陣で存在感を発揮した。

 シャルケは週明けの5日に欧州CL準々決勝第1戦でインテルと対戦。DF長友佑都との日本人SB対決に注目が集まる。

[写真]チャリティーマッチから中2日で先発したDF内田篤人

(文 西山紘平)

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