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南米選手権、シャルケ04が内田の招集に難色

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 日本代表が参加する方向で調整している7月の南米選手権(コパ・アメリカ、アルゼンチン開催)において、DF内田篤人が所属するシャルケ04が、招集に難色を示している。14日のスポーツ報知web版によると、ヘルトGMは「7月はシーズン前のチームづくりの大事な時期で招集に応じることは難しい」と明かしてる。

 南米選手権は国際Aマッチだが、日本は招待国のため、現状、日本サッカー協会に選手を拘束する権限はない。だが、FIFAの副会長も務めるアルゼンチンサッカー協会のグロンドーナ会長は、FIFAのブラッター会長と連絡を取るなどし、南米サッカー連盟が責任を持って欧州組の招集を保障すると明言。日本サッカー協会はこの動きの成果を待っている状態だ。

 日本協会は14ヵ国28選手の海外組をリストアップし、12選手以上の招集を目指している。ただ7月は欧州の新シーズンに向けた大事なキャンプ期間中、もしくはオフ期間。ヘルトGMは「日本協会にいろいろな形で協力は可能だと思うが、われわれプロクラブはシーズンを通じて戦えるチームをつくり上げる責任がある」とクラブ側の立場を説明している。

(文 近藤安弘)

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