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チーム唯一の2年生・白崎が鮮烈ゴール

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[4.14 練習試合 日本高校選抜1-4順天堂大]

 チーム唯一の2年生が能力の高さを実証した。日本高校選抜は無得点のまま3本目へ迎えたが、その14分、MF白崎凌兵(山梨学院)がチーム唯一の得点を挙げる。敵陣中央でボールを受けた白崎はファーストタッチで相手DFをかわすと、ボールを足裏でコントロールしながら左前方へ進み、左足を一閃。「自分のリズムでボールを持つことができた。得意な形だし(しっかりボールに)当たれば入ると思っていた」ということば通りに弾丸ミドルをゴール右隅へと突き刺した。

 交代してピッチサイドから試合を観戦していたチームメートも「おぉー」と声を挙げる鮮烈な一撃。同4分にも中央でのドリブルから完璧なスルーパスをMF佐々木雅人(西武台→東洋大)へ通してPKをもたらすなどJ注目のアタッカーは、会場に集まったJスカウト陣の前でその実力を改めて見せつけた。

 ただ本人は「ほとんど失敗したこと無いんですけどね。ダフっちゃいました」と右足で放ったPKの失敗に不満顔。また攻撃がかみあわず、常に相手からアプローチを受けていた状況の改善の必要性を口にしていた。

 U-18日本代表としても期待される白崎は高い理想を持ちながら日々を送っている。この日も「きょう仕掛けられたのは3本目くらい。もっともっと増やしたい」と自分に対する要求も厳しかった。ケガ明けということもありまだ完調ではないが、欧州では自分の納得いくプレーで結果も残す。

(取材・文 吉田太郎)

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