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仙台、ホーム初戦の浦和戦チケットが異例の即日完売

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 {{c|ベガルタ仙台}は19日、4月29日に行われるホーム初戦・ユアテックスタジアム仙台での浦和戦のチケット販売を始めたが、即日完売となったようだ。20日のスポーツ報知によると、19日午後1時から販売を開始したが、約5時間で予定していた約1万9000枚が売れたという。

 クラブとしては2008年12月のJ1J2入れ替え戦(vs磐田)以来の快挙だそうで、店頭販売を行った仙台市内の「カーサ・ベガルタ」では平日にもかかわらず、早朝から数十人のサポーターが列を作った模様。残るはこの日予約分のキャンセルによる再発売の可能性が若干数あるのみとなった。

 東日本震災で仙台、宮城は甚大な被害を受け、いまだ多数の行方不明者がいる。被害が少なかったファン・サポーター、また、少しずつ日常生活を取り戻しつつある被災者の中には、ベガルタ仙台のサッカーを見て、元気をつけたいと考えている人が多いのだろう。そんな人々の思いと、浦和戦という人気カードということが重なり、即日完売となった。

 チームは2連休のあと、19日から埼玉県内で練習を再開させた。23日のリーグ戦再開・川崎F戦(等々力)に向けてチームをもう一度、整備する。FWマルキーニョスの退団やFW柳沢敦の離脱など苦しい状況が続いているが、何とか川崎Fから白星をつかみ、仙台に凱旋したいところだ。

(文 近藤安弘)

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