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日本協会がシンガポール協会とパートナーシップを締結

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 日本サッカー協会は20日、シンガポールサッカー協会とパートナーシップ協定を締結したと発表した。これにより、両国のサッカーの発展に有益な情報や専門知識等を共有しながら、積極的な相互協力を図っていくという。

以下、詳細

▽調印日
2011年4月20日(水)

▽場所
Jalan Besar Stadium VIP Lounge (3rd Floor)
100 Tyrwhitt Road, Jalan Besar Stadium, 207542 SINGAPORE

▽出席者
財団法人日本サッカー協会 副会長兼専務理事 田嶋幸三
シンガポールサッカー協会 会長 ザイヌーディン・ノルディ(Zainudin Nordin)

▽協定内容
①日本、シンガポール両国におけるサッカー発展に必要な情報の交換
②組織の運営管理に関する専門性の共有
③コーチ、審判、選手、医療、運営管理、マーケティング事項に関する交流/視察プログラムの実施
④ユース世代の国際大会への相互招聘
⑤トレーニングキャンプの相互受け入れ
⑥商業分野における協力

▽パートナーシップ協定締結に至る背景と経緯

 JFAはこれまで、2005年にフランスサッカー連盟と、2010年にはスペインサッカー連盟とパートナーシップ協定を締結しました。フランスサッカー連盟とは育成に関するパートナーシップを、スペインサッカー連盟とは育成年代に関わる指導者の養成や養成機関設立/運営、コーチや選手の育成、審判交流、運営や法務に関する協定を結び、それぞれの国と密接な連携を持ちながら、日本サッカーの発展と国際交流を図ってきました。

 この度、シンガポールサッカー協会より、JFAと同協会がこれまで以上に緊密に相互協力を図れるようパートナーシップ協定の申し出があり、JFAは、両国のサッカーのレベルアップ、ひいては、アジア地域全体のサッカーの発展に寄与することを目指し、同協定を締結することにしました。
JFAとシンガポールサッカー協会はこれまでにも深い親交があり、1995年には、川淵三郎Jリーグチェアマン(当時/現JFA名誉会長)がSリーグ(シンガポールプロサッカーリーグ)のアドバイザーに就き、同リーグの発展に尽力。1998年FIFAワールドカップアジア地区1次予選前には、シンガポールサッカー協会の全面的な支援のもと、日本代表チームがシンガポールでトレーニングキャンプを行い、ワールドカップ初出場に向けたスタートを切ることができました。

 指導者派遣に関しては、 2008年にアジア貢献事業の一環として影山雅永氏をU-16シンガポール代表監督として派遣。今年は、古賀琢磨氏がU-16シンガポール代表監督に就任し、既に4月17日から活動をスタートさせています。このほか、指導者研修の受け入れなどの交流プログラムも積極的に実施していくことになっています。

(文 近藤安弘)

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