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大橋所属の江原、開幕7連敗:韓国Kリーグ第7節

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 韓国Kリーグは23日と24日、第7節を行った。首位の浦項スティーラーズはホームで蔚山現代ホランイと対戦。前半シュート1本に終わるなど苦戦した浦項だったが、後半33分にMFシン・ヒョンミンがPAへ放り込んだFKをトラップした途中出場のFWチョ・チャンホが、絶妙な切り返しから左足で先制した。さらに39分には同じく途中出場のFWシュバがGKをかわして加点。2-0で勝った。これで5勝2分とした浦項は2位に勝ち点4をつけて首位を快走している。

 前節まで2位の水原三星ブルーウィングスは9位の慶南FCに1-2で敗れた。水原は後半5分、慶南の韓国代表MFユン・ビッカラムが出した縦パスをDFが空振り。これを拾われて新人FWハン・ギョンインに先制ゴールを許すと、3分後にも中途半端なクリアボールを拾われて失点しまう。20分に相手オウンゴールで1点を返したものの、17本のシュート実らず1-2で敗れた。

 3位の大田シチズンは、釜山アイパークと対戦。先制された大田はMFハン・ジェウンのゴールで追いついたものの、1-1から後半に2点を失い、1-3で敗れた。4位の大邱FCと5位の全北現代モータースとの一戦はFWキム・ドンチャンの直接FKで先制した全北が2-1で勝利。全北は2位へ順位を上げた。

 尚州尚武フェニックスは6試合6得点のハイペースでゴールを量産している韓国代表FWキム・ジョンウが前半3分に右足で決勝ゴール。全南ドラゴンズを1-0で下した尚州は無敗を守り、3位へ浮上した。

 昨年のAFCチャンピオンズリーグ優勝の城南一和天馬と昨年のリーグ王者・FCソウルがともに7戦でわずか1勝と低迷している。済州ユナイテッドFCと対戦した城南は前半10分に済州MFパク・ビョンボムに先制ゴールを許すと、後半29分には痛恨のオウンゴールで0-2。後半ロスタイムにFWナムグン・ドが1点を返すのがやっとで1-2で敗れた。またFCソウルは新規参入組の光州FCに0-1で敗戦。クラブは前大分トリニータ監督でもあるファンボ・カン(皇甫官)監督を解任した。

 前・水戸ホーリーホックのMF大橋正博が所属している江原FCはホームで仁川ユナイテッドFCと対戦。FWキム・ヨンフのゴールで先制した江原だったが、後半に3点を奪われ1-3で敗れた。江原はこれで開幕7連敗。大橋はベンチ外だった。

第7節の試合結果は以下のとおり(記録はリーグ発表)
江原FC1-3仁川ユナイテッドFC
[江]キム・ヨンフ(42分)
[仁]キム・ジェウン(60分)、ユ・ビョンス(62分)、パク・ジュンテ(76分)
MOM:仁川FWパク・ジュンテ

浦項スティーラーズ2-0蔚山現代ホランイ
[浦]チョ・チョンホ(78分)、シュバ(84分)
MOM:浦項FWチョ・チャンホ

全南ドラゴンズ0-1尚州尚武フェニックス
[尚]キム・ジョンウ(3分)
MOM:尚州FWキム・ジョンウ

大田シチズン1-3釜山アイパーク
[大]ハン・ジェウン(25分)
[釜]キム・ウンジン(13分)、キム・ハンユン(52分)、ハン・サンウン(70分)
MOM:釜山DFキム・ウンジン

光州FC1-0FCソウル
[光]ジョアン・パウロ(34分)
MOM:光州FWジョアン・パウロ

済州ユナイテッドFC2-1城南一和天馬
[済]パク・ビョンボム(10分)、オウンゴール(74分)
[城]ナムグン・ド(96分)
MOM:済州MFパク・ヒョンボム

全北現代モータース2-1大邱FC
[全]キム・ドンチャン(23分)、キム・ジウン(38分)
[大]キリノ(67分)
MOM:全北FWキム・ドンチャン

水原三星ブルーウィングス1-2慶南
[水]オウンゴール(65分)
[慶]ハン・ギョンイン(50分)、キム・インハン(53分)
MOM:慶南FWハン・ギョンイン

(文 吉田太郎)
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