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東日本大震災の支援へ、「東北人魂を持つJ選手の会」が発足

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[支援活動]

 東日本大震災の復興支援を目的に鹿島アントラーズMF小笠原満男ら東北出身の6選手が「東北人魂を持つJ選手の会」(東北人魂の会)を結成すると、12日のスポーツ報知が伝えている。

 メンバーは岩手出身の小笠原のほか、宮城のFC東京DF今野泰幸、青森の鹿島アントラーズMF柴崎岳、秋田のザスパ草津MF熊林親吾、山形のモンテディオ山形MF秋葉勝、福島のヴィッセル神戸DF茂木弘人。東北6県の出身者1人ずつが発起人となり、将来的には30人ほどに増やして継続的な支援を行うという。

 復興支援のほか、日本サッカー協会やJリーグ事務局、Jクラブとも協力して被災地の子供たちを元気づけることが目的で、Jリーグの試合に被災したサッカーチームを交通費、宿泊費、チケット代を用意する形で招待することなどを計画しているという。また、関東近郊でサッカー大会を開催し、被災地からチームを招待することや、Jリーグの試合会場に募金箱を設置したり、津波で失ったサッカー用品の寄付などを考えているという。

 小笠原はスポーツ報知の取材に対し、「サッカー用品はまだまだ足りないし、サッカーをする場所を失ったチームも多い。すごいお金がかかることで、自分たちだけではできないことも多いけど、Jリーグや協会と連動して、東北のサッカーのためにやっていきたい」とコメントしている。

(文 近藤安弘)

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