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準優勝ブラガ、年間予算900万ユーロの小クラブが大健闘

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 18日に行われた2010-2011シーズンのEL決勝戦でポルト(ポルトガル)に0-1で敗れ、惜しくも準優勝に終わったスポルティング・ブラガ(ポルトガル)。しかし、低い下馬評の中で決勝の舞台に上り詰めたことは評価に値する。

 スポルティング・ブラガの今季の欧州カップ戦の挑戦は欧州CLからスタート。アーセナル(イングランド)、シャフタール(ウクライナ)、パルチザン(セルビア)との強豪に囲まれたグループリーグで3位となりELに回ると、リバプール(イングランド)、ディナモ・キエフ(ウクライナ)、ベンフィカ(ポルトガル)と次々に強豪を破り、決勝戦へと駒を進めた。

 同クラブの年間予算は900万ユーロで、これはミラン(イタリア)FWズラタン・イブラヒモビッチひとりの年俸と同額。そのような小クラブがEL制覇まであと一歩と迫った。

 ここまでスポルティング・ブラガを導いたドミンゴス・バシエンシア監督は今季限りでの勇退が決まっているが、今季は国内リーグでも4位で終えており、来季もELでの挑戦が確定している。果たして今季の快進撃の再現を果たせるかに注目が集まる。

[写真]準優勝に終わったスポルティング・ブラガ

(文 宝田雅樹)

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