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ACL日本勢のライバルはソウル勝利、水原はドロー:韓国Kリーグ第10節

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 韓国Kリーグは14日と15日、第10節を行い、2位の浦項スティーラーズが首位の全北現代モータースをホームに迎え撃った注目の首位決戦は、浦項が3-2で逆転勝ちした。

 試合は前半37分、元韓国代表FWイ・ドングッのゴールで全北が先制。全北はさらに42分にもイ・ドングッのアシストからMFパク・ウォンジェが加点する。前半を2点ビハインドで折り返した浦項だったが後半11分、ファン・ジンソンのCKから韓国代表MFシン・ヒョンミンが追撃ゴール。さらに27分には再びファン・ジンソンのCKからブラジル人FWシュバが頭で合わせて同点に追いついた。勢いの止まらない浦項は後半34分、シュバが決勝のPKを決めて逆転。首位奪還を果たした。

 3位の尚州尚武フェニックス対大邱FC戦は6月に開催。5位の済州ユナイテッドFCはMFパク・ヒョンボムの決勝ゴールにより蔚山現代ホランイを1-0で下し、暫定3位へ浮上した。全南ドラゴンズははともに交代出場のFWシン・ヨンジュンとコロンビア人MFレイナがゴールを奪い、大田シチズンを2-0で下した。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で名古屋グランパスと対戦する水原三星ブルーウィングスは昨年のACLチャンピオンの城南一和天馬と対戦。水原はPKで先制されたものの、後半42分にウズベキスタン代表MFアレクサンダー・ゲインリッヒが左足のハーフボレーを決めて1-1の引き分けに持ち込んだ。

 また鹿島アントラーズと対戦するFCソウルは3-1で慶南FCを下した。ソウルは1-1の後半24分にMFコ・ヨハンが勝ち越しゴールを決めると、45分にもコ・ヨハンがダメ押しゴールを決めた。

 そのほか、江原FC対光州FC戦は前半22分に前・徳島ヴォルティスのFWキム・ドンソプが決めた1点を守った光州が1-0で勝った。江原のMF大橋正博はベンチ外。また仁川ユナイテッド対釜山アイパーク戦はスコアレスドローに終わっている。

第10節の試合結果は以下のとおり(記録はリーグ発表)
全南ドラゴンズ2-0大田シチズン
[全]シン・ヨンジュン(68分)、レイナ(88分)
MOM:全南MFレイナ

江原FC0-1光州FC
[光]キム・ドンソプ(22分)
MOM:光州FWキム・ドンソプ

仁川ユナイテッドFC0-0釜山アイパーク
MOM:仁川MFキム・ジェウン

FCソウル3-1慶南FC
[ソ]デヤン・ダムヤノビッチ(9分)、コ・ヨハン2(69分、90分)
[慶]キム・インハン(43分)
MOM:ソウルFWデヤン・ダムヤノビッチ

浦項スティーラーズ3-2全北現代モータース
[浦]シン・ヒョンミン(56分)、シュバ2(72分、79分)
[全]イ・ドングッ(37分)、パク・ウォンジェ(42分)
MOM:浦項MFシン・ヒョンミン

蔚山現代ホランイ0-1済州ユナイテッドFC
[済]パク・ヒョンボム(59分)
MOM:済州MFパク・ヒョンボム

城南一和天馬1-1水原三星ブルーウィングス
[城]ササ・オグネノフスキ(57分)
[水]アレクサンダー・ゲインリッヒ(87分)
MOM:城南DFササ・オグネノフスキ

[6月5日]
大邱FC0-0尚州尚武フェニックス
MOM:大邱DFユ・ギョンリョル

(文 吉田太郎)
韓国Kリーグ2011特集

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