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[MOM137]慶應義塾大MF武藤嘉紀(1年)_エース不在の危機救ったスーパールーキー

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.21 関東大学1部リーグ第4節 慶應義塾大4-3専修大 江戸川]

「自分はサイドで全部勝負しろと言われていた。ひとりで打開すればその分チャンスが広がりますから。最初からいけていたし、ドリブルで厚みを加えられた」。圧倒的な突破力を備えた1年生がエースMF河井陽介(4年=藤枝東高)不在の慶應義塾大の主役だった。前半6分、左サイドでボールを受けたMF武藤嘉紀(1年=F東京U-18)は相手DFとの1対1を制すると、カバーに来たDF2人も外して先制ゴール。大学での公式戦初ゴールで勢いに乗ったアタッカーは、16分にも局面をドリブルで打開してMF日高慶太(4年=桐蔭学園高)のゴールをアシストする。そして26分にはスルーパスで抜け出して2点目。開幕戦から名門の先発を担う期待のスーパールーキーが躍動した。

 FC東京U-18時代の昨年、トップチームから昇格の打診もあったほどの才能。特に一瞬の加速とフィジカルコンタクトの高さを活かしたドリブルが印象的だが、ハイボールを足先でピタッと止めるトラップなど見るものを唸らせるような技術、そしてチームを救う勝負強さも持ち合わせる。本人は「一人ひとりのフィジカルが強くて、3、4学年違う差を感じる」とユース時代と大学サッカーとの差について口にするが、その能力はすでに大学レベルでも上位に位置しているといっても過言ではない。

 後半30分にMF山浦新の折り返しを右足で叩いたシュートはクロスバーを直撃するなど3点目を奪えず、「狙っていたけどチャンスを活かせなかった。自分がもっとやっていれば。(4点差から1点差に迫られる)厳しい結果にしてしまった」と反省したものの、チームを勝利へと導いた1年生をエースもマン・オブ・ザ・マッチに推薦した。右ひざ、腰部などコンディションは決してまだ万全ではないが、それでも圧巻のパフォーマンスを見せる1年生に今後マークが集中することは必至。その中で「目標は新人王。ゴールですね」と誓うMFの今後の活躍に注目だ。

(取材・文 吉田太郎)

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