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争奪戦展開中の山村、鹿島練習参加を五輪2次予選後へ延期

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[5.21 関東大学1部リーグ第4節 流通経済大2-0青山学院大 江戸川]

 鹿島アントラーズ川崎フロンターレジュビロ磐田が争奪戦を繰り広げている流通経済大のU-22日本代表MF山村和也(4年=国見高)は後半39分にPKを左隅に決めたほか、CBとして相手の突破を抑え込むなど2-0での勝利に貢献した。

 すでに川崎Fと磐田への練習参加を終えている山村。各チームへの練習参加を終えてから進路を表明するという大学ナンバー1プレーヤーは、当初19日と20日に鹿島へ練習参加する予定だったが、全日本大学選抜での活動など日程に調整がつかず練習参加を見送った。この後は6月末まで毎週行われる関東大学リーグ戦に加え、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東地区予選、6月1日のU-22日本代表対U-22オーストラリア代表戦(新潟)、また6月6日から8日に行われるU-22日本代表候補合宿へ招集される見込みであるなど過密日程となっていることから、鹿島への練習参加はロンドン五輪アジア2次予選の終了する6月23日までは行わない方針だ。

 また本人が「(右足首捻挫の影響で別メニュー調整だった)フロンターレにはもう一度行きたい」と口にしていることから川崎Fにも再度練習参加する見込み。「日程は分からないですね。(進路の決断は)すぐに出れるところと言っても分からないので、自分でやってフィーリングでというか、つかめたところにいきたいですね。(ポジションは)ボランチでもセンターバックでもいいんですけど、しっかりつなぐというか連動するチームにいけたらいい」。大学生ながらU-22日本代表の主将を務める“10年に一度の逸材”は焦らず、熟考してから注目の進路を決断する。

(取材・文 吉田太郎)

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