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プレミア得点王ベルバトフがCL決勝ベンチ外だったワケ

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 28日に行われた欧州CL201-11決勝戦は、バルセロナがマンチェスター・Uを3-1でくだして4度目の欧州制覇を遂げた。

 この試合、マンUではプレミアリーグ得点王となったFWディミタル・ベルバトフがまさかのベンチ外。バルサにリードを許し劣勢となったマンUは、後半にナニ、ポール・スコールズを起用したがストライカーの投入はなかった。

 この理由について、アレックス・ファーガソン監督は試合後に理由を明かした。クラブによれば、「バルセロナとの試合では、特に中盤が最も重要なポジションと考えたが、MFを多くベンチに入れてしまったかもしれない」と、この日のベンチメンバーの理由を説明している。

 この日のマンUのベンチには、ファーガソン監督の言葉通り、GKトマシュ・クシュチャク、DFがひとりでクリス・スモーリング、FWもひとりでマイケル・オーウェン、残りはナニ、アンデルソン、スコールズ、ダレン・フレッチャーとMFを4人並べた。

 唯一のFWにベルバトフではなく、オーウェンを選んだ理由について「悩んだわけだが、どちらが終盤にゴールを決められるかと考えた時に、経験の差でマイケルを起用することにした」と明かしている。

 しかしバルサにリードされる状況の中、終盤になっても結局オーウェンは起用せずに試合終了。前線にはウェイン・ルーニーとハビエル・エルナンデスが残ったままで、終盤にゴールを奪うべきストライカーは投入されなかった。

 レポーターから「後悔しているか?」と質問されたファーガソン監督は、「普段通りのプレーをすることの方が得策と考えた。しかしながら、結果的に、それでは不十分だったということだ」とコメント。あくまで結果論であるとはいえ、世界的な名将も、やや後悔の念が残っているとも受け取れる言葉を残した。

[写真]ベンチ外となったベルバトフはリーグでは20得点を決めて得点王を獲得していた

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