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来日中の10年W杯決勝審判団が会見。「ニシムラと日本で再び担当できてうれしい」

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 キリン杯のために来日中のイングランド審判団、ハワード・ウェブ主審、マイケル・ムラーキー副審、ダレン・カン副審、マーティン・アトキンソン主審が6日、横浜国際競技場で会見を開いた。

 ウェブ主審、ムラーキー副審、カン副審の3人は、昨年7月11日のW杯決勝スペイン対オランダ戦を西村雄一主審(W杯決勝では第4の審判を担当)とともに担当。今回は日本サッカー協会とFA(イングランドサッカー協会)との審判交流プログラムの一環として来日し、キリン杯の笛を吹くとともに大阪と東京で「レフェリーワークショップ」を開催した。

 ウェブ主審は「W杯決勝に西村と相樂(亨)が選ばれたのは日本のレベルが高く、さらに発展していくことをを示している。今回、再び日本で一緒に試合を担当できてうれしい」と話した。

 ゴールラインテクノロジーやビデオ判定導入について意見を求められたウェブ主審は「サッカーはその場のゲームの温度も含めてがサッカー。ゴール判定についてはそれがジャッジの助けになるならポジティブに考えていいが、ビデオ導入については巻き戻してみたりすることで、ゲームの流れを切ってしまうのはどうかと思う」と話した。

 なお、ウェブ主審は新潟で行われた日本対ペルー戦を担当。日本対チェコ戦はアトキンソン主審が担当する。
[写真]会見に出席した(左から)アトキンソン主審、ウェブ主審、カン副審、ムラーキー副審。
(取材・文 矢内由美子)

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