beacon

[総体]静岡学園、名門対決制しV2:静岡

このエントリーをはてなブックマークに追加
 今夏に秋田県で開催される平成23年度全国高校総合体育大会「2011熱戦再来 北東北総体」サッカー競技の静岡県予選決勝が5日、静岡スタジアムエコパで行われ、静岡学園と藤枝東の名門校同士が激突。2-0で勝った静岡学園が2年連続2回目の全国総体出場を決めた。

 高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権で4強へ進出した昨年以上に技巧派揃う静学が全国切符を獲得した。試合は巧みなボール回しを見せる静岡学園に対し、復活Vを目指す藤枝東も切れ味鋭いショートカウンターで対抗。前半10分にはMF田中太郎のシュートがクロスバーを叩く場面もあった。

 だが高校年代の全国リーグ、高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグイーストで戦う静岡学園が自力で藤枝東を上回る。後半、左SBで先発したDF伊東幸敏主将を本来の右サイドへ戻して攻撃にスイッチを入れると、J注目の“トリックスター”U-17日本代表MF長谷川竜也の足技やMF秋山一輝が足を交差させて蹴る「ラボーナ」を披露するなど“静学スタイル”で勝利をもぎ取る。

 先制点は後半25分。U-17日本代表候補MF渡辺隼のCKをCB木本恭生が頭で合わせてリードを奪うと、さらに試合終了間際には伊東のクロスをMF野田侑成が決めて2-0で勝った。長谷川は「インターハイでは昨年の成績(ベスト16)は絶対に越えないといけない」ときっぱり。全国屈指の技巧派軍団が全国舞台で再び大暴れする。

(文 吉田太郎)
▼関連リンク【特設ページ】高校総体2011

TOP